- 芝G1の勝利数が最も多い馬は?
そんな疑問を解決する記事になっています。
この記事では、芝G1の勝利数が多い競走馬をランキング形式で紹介します。
※ランキングはJRAが実施する国内芝G1と海外芝G1を合算した勝ち数で計算しています
タケツム
【2021年最新版】日本競走馬の芝G1勝利数ランキング
9勝 | |||
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アーモンドアイ | 牝 | 15戦11勝 |
2018’桜花賞・2018’オークス・2018’秋華賞・2018’ジャパンC・2019’ドバイターフ・2019’天皇賞(秋)・2020’ヴィクトリアマイル・2020’天皇賞(秋)・2020’ジャパンC
|
7勝 | |||
キタサンブラック
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牡 | 20戦12勝 |
菊花賞、天皇賞(春)×2、天皇賞(秋)、ジャパンカップ、大阪杯、有馬記念
|
ジェンティルドンナ
|
牝 | 19戦10勝 |
牝馬三冠、ジャパンカップ×2、ドバイシーマクラシック、有馬記念
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ウオッカ | 牝 | 26戦10勝 |
阪神JF、日本ダービー、安田記念×2、天皇賞(秋)ヴィクトリアマイル、ジャパンカップ
|
ディープインパクト
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牡 | 14戦12勝 |
三冠、天皇賞(春)、宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念
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テイエムオペラオー
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牡 | 26戦14勝 |
皐月賞、天皇賞(春)、天皇賞(秋)、宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念
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シンボリルドルフ
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牡 | 16戦13勝 |
三冠、天皇賞(春)、ジャパンカップ、有馬記念×2
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6勝 | |||
モーリス | 牡 | 18戦11勝 |
安田記念、マイルCS、香港マイル、チャンピオンズマイル、天皇賞(秋)、香港カップ
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ゴールドシップ | 牡 | 28戦13勝 |
皐月賞、菊花賞、天皇賞(春)、宝塚記念×2、有馬記念
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オルフェーヴル | 牡 | 21戦12勝 |
三冠、有馬記念×2、宝塚記念
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ロードカナロア | 牡 | 19戦13勝 |
高松宮記念、スプリンターズS×2、安田記念、香港スプリント×2
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ブエナビスタ | 牝 | 23戦9勝 |
阪神JF、桜花賞、オークス、ヴィクトリアマイル、天皇賞(秋)、ジャパンカップ
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5勝 | |||
グランアレグリア
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牝 | 12戦8勝 |
桜花賞、安田記念、スプリンターズS、マイルCS、ヴィクトリアマイル
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アパパネ | 牝 | 19戦7勝 |
牝馬三冠、阪神JF、ヴィクトリアマイル
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ダイワメジャー | 牡 | 28戦9勝 |
皐月賞、天皇賞(秋)、マイルCS×2、安田記念
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タイキシャトル | 牡 | 13戦11勝 |
マイルCS×2、スプリンターズS、安田記念、ジャックルマロワ賞
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メジロドーベル | 牡 | 21戦10勝 |
阪神3歳牝馬S、オークス、秋華賞、エリザベス女王杯×2
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ナリタブライアン
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牡 | 21戦12勝 |
三冠、朝日杯3歳S、有馬記念
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第1位 G1・9勝【該当馬1頭】
アーモンドアイ
父 | ロードカナロア | 母 | フサイチパンドラ |
母父 | サンデーサイレンス | 誕生 | 2015年3月10日 |
馬主 | シルクレーシング | 生産 | ノーザンファーム |
調教 | 国枝栄 | 騎手 | C. ルメール |
G1 | 2018’桜花賞 2018’オークス 2018’秋華賞 2018’ジャパンC 2019’ドバイターフ 2019’天皇賞(秋) 2020’ヴィクトリアマイル 2020’天皇賞(秋) 2020’ジャパンC |
2018年には史上5頭目の牝馬三冠を達成。続くジャパンカップでは芝2400mの世界レコード2分20秒6を樹立。本年の年度代表馬と最優秀3歳牝馬を受賞しました。
引退レースとなった2020年のジャパンカップでは史上初3頭の三冠馬の直接対決を勝利。年度代表馬と最優秀4歳以上牝馬を受賞しました。
同じ馬が隔年で年度代表馬を受賞した例は他に2つだけ。G1勝利数だけではなく、生涯獲得賞金も日本馬でNo.1となっています。
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第2位 G1・7勝(該当馬6頭)
- キタサンブラック
- ジェンティルドンナ
- ウオッカ
- ディープインパクト
- テイエムオペラオー
- シンボリルドルフ
キタサンブラック
父 | ブラックタイド | 母 | シュガーハート |
母父 | サクラバクシンオー | 誕生 | 2012年3月10日 |
馬主 | 大野商事 | 生産 | ヤナガワ牧場 |
調教 | 清水久詞 | 騎手 | 武豊 |
G1 | 2015’菊花賞 2016’天皇賞(春) 2016’ジャパンカップ 2017’大阪杯 2017’天皇賞(春) 2017’天皇賞(秋) 2017’有馬記念 |
歌手の北島三郎が事実上の馬主であることで世間的にも注目度が高かった名馬。父は全兄にディープインパクトを持つブラックタイドです。
2017年にG1に格上げされた大阪杯を勝利。続く天皇賞(春)も勝利して春古馬三冠馬にリーチをかけましたが、史上初は逃しました。
生涯で着外になったのは2レースのみ。抜群の安定感がある逃げ馬でした。2020年には史上34頭目のJRA賞顕彰馬に選出されました。
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ジェンティルドンナ
父 | ディープインパクト | 母 | ドナブリーニ |
母父 | Bertolini | 誕生 | 2009年2月20日 |
馬主 | サンデーレーシング | 生産 | ノーザンファーム |
調教 | 石坂正 | 騎手 | 岩田康誠 |
G1 | 2012’桜花賞 2012’オークス 2012’秋華賞 2012’ジャパンカップ 2013’ジャパンカップ 2014’ドバイシーマクラシック 2014’有馬記念 |
2012年には史上4頭目の牝馬三冠を達成。続くジャパンカップは三冠牝馬として初勝利。本年の年度代表馬と最優秀3歳牝馬を受賞しました。
2013年には史上初にして唯一のジャパンカップ連覇を達成。本年のG1タイトルは1勝でしたが、最優秀4歳以上牝馬を受賞。
2014年には引退レースの有馬記念を勝利して有終の美。再び最優秀4歳以上牝馬を受賞。2016年に史上32頭目の顕彰馬に選出されました。
ウオッカ
父 | タニノギムレット | 母 | タニノシスター |
母父 | ルション | 誕生 | 2004年4月4日 |
馬主 | 谷水雄三 | 生産 | カントリー牧場 |
調教 | 角居勝彦 | 騎手 | 武豊 |
G1 | 2006’阪神ジュベナイルフィリーズ 2007’日本ダービー 2008’安田記念 2008’天皇賞(秋) 2009’ヴィクトリアマイル 2009’安田記念 2009’ジャパンC |
2006年には阪神JFを勝ち、最優秀2歳牝馬を受賞。2007年には牝馬として64年ぶりの東京優駿を勝利。JRA賞特別賞を受賞しました。
2009年には安田記念連覇、ジャパンCでは2cmの差で勝利など、G1競争を3勝。2年連続で最優秀4歳以上牝馬を受賞しました。
また、牝馬として初めて2年連続で年度代表馬に選出。4年連続でのJRA賞受賞は、メジロドーベル以来史上2頭目の記録です。2011年には史上29頭目の顕彰馬に選出されました。
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ディープインパクト
父 | サンデーサイレンス | 母 | ウインドインハーヘア |
母父 | Alzao | 誕生 | 2002年3月15日 |
馬主 | 金子真人HD | 生産 | ノーザンファーム |
調教 | 池江泰郎 | 騎手 | 武豊 |
G1 | 2005’皐月賞 2005’日本ダービー 2005’菊花賞 2006’天皇賞(春) 2006’宝塚記念 2006’ジャパンカップ 2006’有馬記念 |
2005年には無敗での三冠制覇を達成。最優秀3歳牡馬と年度代表馬を受賞しました。年末の有馬記念では国内で唯一の敗戦を喫しました。
2006年も国内無敗で最優秀4歳以上牡馬と年度代表馬を獲得。国内成績は13戦12勝。2008年には史上28頭目の顕彰馬に選出されました。
種牡馬としても2012年から2020年までリーディングサイヤーを獲得。父のサンデーサイレンスと同じく日本競馬を代表する大種牡馬です。
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テイエムオペラオー
父 | オペラハウス | 母 | ワンスウエド |
母父 | Blushing Groom | 誕生 | 1996年3月10日 |
馬主 | 竹園正繼 | 生産 | 杵臼牧場 |
調教 | 岩元市三 | 騎手 | 和田竜二 |
G1 | 1999’皐月賞(G1) 2000’天皇賞(春) 2000’宝塚記念 2000’天皇賞(秋) 2000’ジャパンカップ 2000’有馬記念 2001’天皇賞(春) |
1999年にはクラシック初戦の皐月賞を勝利。最優秀4歳(現3歳)牡馬を受賞しました。
2000年には京都記念→阪神大賞典→天皇賞(春)→宝塚記念→京都大賞典→天皇賞(秋)→ジャパンC→有馬記念を全勝。G1 5勝を含む年間8戦8勝で無敗という超絶記録を達成しました。
2000年は年度代表馬と最優秀5歳(現4歳)以上牡馬を受賞。2004年に史上27頭目の顕彰馬に選出。2017年までは獲得賞金世界No.1でした。
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シンボリルドルフ
父 | パーソロン | 母 | スイートルナ |
母父 | スピードシンボリ | 誕生 | 1981年年3月5日 |
馬主 | シンボリ牧場 | 生産 | シンボリ牧場 |
調教 | 野平祐二 | 騎手 | 岡部幸雄 |
G1 | 1984’皐月賞 1984’日本ダービー 1984’菊花賞 1984’有馬記念 1985’天皇賞(春) 1985’ジャパンC 1985’有馬記念 |
1984年には史上初 無敗での三冠制覇を達成。年末の有馬記念も勝ち、年度代表馬と最優秀4歳(現3歳)牡馬を受賞しました。
1985年には天皇賞(春)とジャパンCを勝利、有馬記念連覇を達成。史上初の「七冠馬」となり、2年連続での年度代表馬と最優秀5歳(現4歳)以上牡馬を受賞しました。
競争成績と馬名(ルドルフ1世が由来)から「皇帝」の愛称で親しまれた同馬は、1987年に史上14頭目の顕彰馬に選出されました。
第3位 G1・6勝(該当馬5頭)
- モーリス
- ゴールドシップ
- オルフェーヴル
- ロードカナロア
- ブエナビスタ
モーリス
父 | スクリーンヒーロー | 母 | メジロフランシス |
母父 | カーネギー | 誕生 | 2011年3月2日 |
馬主 | 吉田和美 | 生産 | 戸川牧場 |
調教 | 堀宣行 | 騎手 | R.ムーア |
デビューから2年間は重賞を勝てず、クラシックとは無縁の馬でしたが、2014年に堀厩舎に転厩してからは11戦9勝の強さを魅せました。
2015年には安田記念とマイルCSを制して春秋マイル制覇を達成。年末の香港マイルにも勝ち、年度代表馬と最優秀短距離馬を受賞しました。
2016年にも香港のチャンピオンズマイルと天皇賞(秋)、香港マイルに勝利して
ゴールドシップ
父 | ステイゴールド | 母 | ポイントフラッグ |
母父 | メジロマックイーン | 誕生 | 2009年3月6日 |
馬主 | 小林英一HD | 生産 | ノーザンファーム |
調教 | 須貝尚介 | 騎手 | 内田博幸 |
2012年には皐月賞と菊花賞を勝利して三冠クラシック2冠を達成。年末には有馬記念も勝利して最優秀3歳牡馬を受賞しました。
2014年には宝塚記念、2015年には天皇賞(秋)を勝利してG1・6勝を記録。出遅れが多く、負けるときはとことん負けるのが特徴の馬でした。
特に2015年の宝塚記念では、単勝1.9倍の1番人気に推されながらもスタートで大きく出遅れ15着。泣いたファンも多かったはず。
オルフェーヴル
父 | ステイゴールド | 母 | オリエンタルアート |
母父 | メジロマックイーン | 誕生 | 2008年5月14日 |
馬主 | サンデーレーシング | 生産 | 社台Co. |
調教 | 池江泰寿 | 騎手 | 池添謙一 |
2011年に史上7頭目のクラシック三冠を達成。年末の有馬記念も勝利して同年の年度代表馬と最優秀3歳牡馬を受賞しました。
2012年・2013年はフランスの凱旋門賞に挑戦して2年連続2着に入線。引退レースの有馬記念では圧勝で2年連続最優秀4歳以上牡馬を受賞。
2014年には日本調教場として初めてロンジンベストレースホースに選出。2015年には史上31頭目の顕彰馬に選出されました。
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ロードカナロア
父 | キングカメハメハ | 母 | レディブラッサム |
母父 | Storm Cat | 誕生 | 2008年3月11日 |
馬主 | ロードホースクラブ | 生産 | ケイアイファーム |
調教 | 安田隆行 | 騎手 | 岩田康誠 |
2013年は高松宮記念・安田記念・スプリンターズS・香港スプリント連覇とG1 4勝を含む6戦5勝。2012年に続き、2年連続での最優秀短距離馬受賞となりました。
生涯成績も19戦13勝(13-5-1-0)と馬券を外したことがなく、特にスプリント戦においては歴代最強日本馬と言ってもいいと思います。
2018年には史上33頭目の顕彰馬に選出。種牡馬としてはアーモンドアイやサートゥルナーリアなど、中距離を走る名馬も輩出しました。
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ブエナビスタ
父 | スペシャルウィーク | 母 | ビワハイジ |
母父 | caerleon | 誕生 | 2006年3月14日 |
馬主 | サンデーレーシング | 生産 | ノーザンファーム |
調教 | 松田博資 | 騎手 | 岩田康誠 |
2008年の阪神JFを勝利して初G1制覇すると、2009年には桜花賞と優駿牝馬を勝利して2冠を達成。秋華賞は降着での3着でした。
2010年にはヴィクトリアマイル・天皇賞(秋)、2011年にはジャパンCを制してG1・6勝。デビューから引退まで強いパフォーマンスでした。
2008年から2011年まで4年連続で世代の最優秀牝馬を獲得。史上3頭目となる4年連続でのJRA賞を受賞する偉業を達成しました。
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