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【牝馬編】夏の上がり馬 | 初G1で秋華賞・エリザベス女王杯を制覇した牝馬3選

タケツム

競馬好きサラリーマンのタケツムが解説します!

夏の上がり馬とは

夏の上がり馬とは、夏季開催のレースで力をつけ、上級クラスに昇格した勢いのまま、秋のG1戦線で活躍を見せた競走馬のことです。

特に中央競馬の場合は、3歳限定のクラシック三冠レースにおいて、春開催の皐月賞・東京優駿は出走できなかった下級条件馬が夏競馬で急成長して勝ち上がり、秋開催の菊花賞で好走した馬を指すことが多いです。

しかし、牡馬だけでなく、牝馬三冠レースにおいて、春開催の桜花賞・優駿牝馬は出走できなかった馬が秋開催のエリザベス女王杯・秋華賞で好走した例もあります。

今回はエリザベス女王杯or秋華賞を勝利して夏の上がり馬となった牝馬を3頭ほど紹介します。

牝馬三冠レースとは

そもそも牝馬三冠レースについてよくわからない方のために説明します。すでにご存知の方は読み飛ばしていただいてOKです。

三冠レース名 開催月 競馬場 距離
桜花賞 4月 阪神 芝1600m
オークス 5月 東京 芝2400m
秋華賞 10月 京都 芝2000m

牝馬三冠レースとは、3歳牝馬限定で実施される桜花賞・オークス・秋華賞(エリザベス女王杯)の3つのG1競走の総称になります。

実施時期は、桜花賞とオークスが春、秋華賞(エリザベス女王杯)が秋。3レースすべて制覇した馬を「三冠牝馬」と言います。

今回は春開催の桜花賞とオークスは出走できなかったが、最後の秋華賞(エリザベス女王杯)で勝利した牝馬を紹介していきます。

ちなみに、エリザベス女王杯を括弧で書いているのは、1996年に秋華賞が創設されるまではエリザベス女王杯が牝馬三冠レースの三冠目だった(現在は3歳以上牝馬)ためです。

牝馬三冠レースについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください!

牝馬三冠とは? | 歴代三冠牝馬6頭のなかで最強の牝馬は?【2022年最新】

エリザベス女王杯・秋華賞を制覇した夏の上がり馬

  1. ミヤマポピー(1988)
  2. サンドピアリス(1989)
  3. ファインモーション(2002)

ミヤマポピー(1988)

1988年にエリザベス女王杯を制覇した夏の上がり馬です。

3歳(現2歳)の11月に新馬勝ちを決めますが、そこから5戦は未勝利。4歳(現3歳)の8月に2勝目を挙げると、格上挑戦のローズSで4着。

すこしずつ調子を上げると、6番人気に推されたエリザベス女王杯を優勝しました。

その後は、G2・京都記念で3着に入るなどしましたが、1勝も挙げられずに引退しました。

サンドピアリス(1989)

1989年にエリザベス女王杯を制覇した夏の上がり馬です。

4歳(現3歳)の春にデビューしてダート戦を2勝しましたが、芝のレースはいずれも掲示板外で3戦3敗。エリザベス女王杯は記念出走のようなもので20頭中20番人気でした。

しかし、最後の直線では外から凄い末脚で強襲。実況アナは「外を通りまして3枠から一頭サンドピアリスだ…、おおなんとサンドピアリスだ」と思わず絶句しました。

単勝配当はG1史上最高額の43,060円。この記録は2021年現在も破られていません。

正直、前哨戦までの成績もずっと悪いので、夏の上がり馬とはすこし違うかもしれませんが、衝撃のレースだったのでお伝えしました。

ファインモーション(2002)

2002年に秋華賞を制覇した夏の上がり馬です。

桜花賞・オークスは規定により出走できなませんでしたが、夏の函館で500万条件、札幌で1000万条件を楽々勝利すると、ローズSも3馬身差で勝ってデビューから4連勝。

秋華賞本番は、単勝1.1倍の圧倒的支持に応え、当時のコースレコードとなる1分58秒1で勝利。無敗でのG1を初制覇を達成しました。

続くエリザベス女王杯も単勝1.2倍の断然的1番人気に応え、着差0.4秒で快勝。無敗での古馬GI制覇は史上初で現在でも2頭のみの記録です。

【競馬】夏の上がり馬とは? | 菊花賞をG1初挑戦で勝った名馬10選

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