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夏競馬にG1レースがない理由は?【札幌記念のG1昇格はあるのか】

  • なぜ夏競馬にG1レースがないの?

そんな疑問を解決する記事になっています。

この記事でわかること
  • 夏にG1レースがない2つの理由
  • 札幌記念がG1に昇格できない理由

競馬好きの方ならば「なぜ夏にはG1レースが開催されないのだろう?」と一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。

この記事では、夏競馬にG1レースがない理由2つをわかりやすく解説したいと思います。

結論から言うと、夏にG1レースがない理由は「サラブレッドは暑さに弱い」「現地観戦者の安全が確保できない」の2つです。

タケツム

競馬好きサラリーマンのタケツムです。このあと詳しく解説していくので、ぜひ最後まで読んでもらえると嬉しいです!

夏競馬にG1レースがない理由1. サラブレッドは暑さに弱い

サラブレッドは暑さに弱い生き物です。人間と同じように汗をかくことで体温を調整しているのですが、夏の酷暑の中でのレースは馬体にかなりの負担をかけてしまいます。

当然G1に出走するような有力馬の多くは、夏はレースに出走せずに秋のG1に向けた休養に充てたいと考えるため、夏にG1レースを開催しても出走馬が集まらないんですね。

わざわざ馬体への負担を覚悟の上で夏シーズンのレースに出走する有力馬に関しては、秋シーズンに行われる重賞レース出走に向けた賞金の加算を目的としています。

多くの有力馬が休養している夏の時期に下級クラスからどんどん勝ち上がった馬、特に皐月賞・日本ダービーに出走できず菊花賞で好走した馬を「夏の上がり馬」と呼びます。

過去の夏の上がり馬には、メジロマックイーン・マヤノトップガン・マンハッタンカフェ・ヒシミラクルなど錚々たる名馬がいます。

オリンピックでもマラソンの会場が北海道に変更になりましたが、サラブレッドにとっても北海道の気候は過ごしやすく、サラブレッドの98%は北海道で誕生しています!

▼関連記事
・夏の上がり馬とは?【菊花賞を制した名馬】
・夏の上がり馬【秋華賞を制覇した牝馬編】
・サラブレッドの生産頭数が多い都道府県

夏競馬にG1レースがない理由2. 観戦者の安全が確保できない

ここでみなさんにひとつ質問です。みなさんなら夏の猛暑日に写真のように他人と隙間なく密着した状態で競馬観戦したいですか。

ほとんどの人の答えが「No」だと思います。夏フェスで熱中症にかかった観客がスタッフに搬送されるシーンなどを見ている方であれば、いかに過酷な環境か想像できるはずです。

日本競馬における過去最多入場者数を記録した1990年の日本ダービー(勝ち馬:アイネスフウジン)では、東京競馬場に19万6517人が押し寄せましたが、これがもし夏だったら…

そう。酷暑の中でのG1開催はサラブレッドだけでなく、我々競馬ファンにとっても過酷な環境なんですね。JRAとしても安全に配慮したうえでの開催はとても難しくなります。

新型コロナウイルスの影響で無観客競馬や入場制限が続き、ネット投票が進んでいる状況ですが、逆に観客が少なすぎてもまたJRAの経営にとってよくないので難しいですね。

夏のロックフェス。夏の花火大会。夏のディズニーランド。やはりどう考えても苦しすぎる環境に間違いないですよね。

【おまけ】なぜG2・札幌記念はG1に昇格しないのか?

夏に開催されている重賞レースで最もG1に近いと言われているのが、G2・札幌記念です。

しかし、実際にG1にならない背景には、G1昇格させたい社台グループを中心とする北海道の競馬関係者と、あまり前向きではないJRAの間に考え方の違いがあるからのようです。

そもそもG2・札幌記念はG1に昇格できる条件を満たしているの?

G2からG1に昇格するには、レースレイティングが過去3年で平均115、直近年で115以上という競馬の国際基準を満たす必要があります。

ちなみに、レースレイティング(R.R)とは、上位4着までに入線した馬の公式レーティングの平均値。レーティングが高い馬が多数出走して上位でゴールすれば、R.Rは上がります。

肝心の札幌記念のR.Rはと言えば、過去3年平均・直近年ともに115を超えており、札幌記念はG2からG1昇格への国際基準をきちんと満たしていることがわかると思います。

2018年 116.25
2019年 118.75
2020年 116.50
3年平均 117.17

R.Rが条件を満たしているにもかかわらず、JRAが札幌記念のG1昇格に前向きではないのは一体なぜなのでしょうか。

札幌記念がG1に昇格できない最大の理由は番組編成が変わり、春と秋のG1の層が薄くなることへの懸念

「我々としては春と秋にG1レースを多く組んで、そこを盛り上げようと番組を編成しているだけに、夏にG1となると…(ちょっと厳しい)。確かに札幌記念は出走馬の質が高いですが、年によってばらつきもあります。有力馬にとっては秋競馬や海外遠征につながるための一戦と位置づけられている印象もありますし、逆にここに力を注ぎすぎて、春や秋の層が薄くなってしまっては本末転倒なわけで…。実際、初夏の宝塚記念では(メンバー集めに)苦労している現実もありますから。あまり現実味がありませんね」

上記は東スポに掲載されたJRA競争部番組企画室企画課の課長補佐によるコメントです。

ポイントをまとめると以下の通りです。

  • 春と秋のG1のために路線編成している
  • 札幌記念をG1にすると番組編成が必要
  • 実際に毎年有力馬が集まるのかは疑問
  • ステップレースの意味合いが強い
  • 近年メンバーが手薄なG1への影響

競馬関係者や競馬ファンからするとG1が増えて嬉しい人も多いが、JRAとしては慎重にならざるを得ない理由があるようですね。

とは言え、競馬関係者の中にも札幌記念のG1昇格を期待する声は多く、JRAも可能性は0ではないと言っています。

札幌記念のG1昇格を期待する競馬関係者の声(武豊騎手・池江泰寿調教師)

「もう少しだけ世界の実情や時代感覚を踏まえた議論に柔軟に向き合っていただければ、競馬はもっと遊び心に満ちたものになることでしょう」(社台グループ・吉田照哉代表)

引用:社台会報

「昔からずっと札幌記念はG1にすればと思ってました。欧州では夏場をメインに多くのG1があるし、避暑地には必ず競馬のビッグイベントが控えていますから。今年もダービー馬が出走するなど豪華な顔ぶれ。いつか実現してほしいと思います」(武豊騎手)

引用:東スポ

「いいことだと思いますよ。とにかくG1が増えるのは大歓迎ですから。札幌記念がG1になり、その流れが小倉や新潟に来て、小倉記念や新潟記念がG1になれば、もっと夏競馬は盛り上がると思いますよ」(池江泰寿調教師)

引用:東スポ

JRAが札幌記念のG1昇格を躊躇する理由は大変よくわかりましたが、競馬ファンの一人としても、もし北海道にG1が創設されたら嬉しいですね!

まとめ:夏競馬にG1レースがないことには複合的理由があった

この記事では、夏シーズンにG1レースが実施されない2つの理由(「サラブレッドは暑さに弱い」「現地観戦者の安全が確保できない」)について詳しく解説しました。

また、夏に開催されるG2・札幌記念がG1に昇格できない理由についても解説しました。

サマーシリーズなどのイベント実施で夏競馬の盛り上がりを図るJRAですが、やはりG1がない夏競馬は少し退屈に関してしまう競馬ファンが多いのも事実ではないでしょうか。

夏のG1開催が難しい理由は重々承知の上で、いつか夏競馬でもG1が開催される日が来るといいなと思った今日この頃であります。

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