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ダート競馬の特徴 | 最低限抑えたい3つのポイントを解説

どうも、ダート短距離(1400m以下)専門家のタケツム(@taketsumu_keiba)です。

競馬には芝とダートがありますが、この記事ではダート競馬の特徴について解説します。

JRAのG1は全部で24レースありますが、その中でダートG1はわずか2レースのみ。

地味な存在に見られがちですが、JRA全体で見れば芝とダートのレース数は半々です。

さらに、いわゆる地方競馬では、ほとんど全てのレースがダートで実施されています。

つまり、ダート競馬の特徴を知れば、競馬で勝てる可能性はグッと高まるんですね。

ぜひ最後まで読んでみてください!

競馬のダートコースとは

まず、ダートとは「砂のコース」のことです。

ダートって土だよね?
砂ならサンドじゃないのか?

と疑問が湧きますが、これはダート競馬の本場アメリカのダートに由来します。

アメリカのダートコースはその名の通り土(ダート)で行われていて、日本では砂で実施するものの同じくダートと呼んでいます。

実際は砂(サンド)なのに、土(ダート)なのはすこし違和感がありますよね笑

ちなみに、JRAの全てのダートコースは青森県六ヶ所村産の海砂が使われています。

競馬のダートコースの特徴

競馬では稀に芝コースとダートコース両方で好走する馬というのが存在します。

たとえば過去にはクロフネやモズアスコットが芝とダート両方のG1を制覇しています。

しかし、これは例外中の例外。

実際には、芝とダートはそれぞれが特徴が違うので、活躍する馬のタイプも変わります。

ダート競馬の特徴は3つです。

  1. 芝よりタイムが遅く、パワーを要する
  2. 馬場が湿るほど、タイムが速くなる
  3. 最後の直線が短く、先行馬が有利

ダート競馬の特徴1:芝よりタイムが遅く、パワーを要する

ダートは芝に比べて走りづらく、同じ距離でもタイムが遅くなるのが特徴です。

たとえば、モズアスコットが同じ東京マイルで芝ダートG1を勝ったときのタイムを比べると、

  • NHKマイル(芝):1:31;05
  • フェブラリーS(ダ):1:35;2

と4秒近くの差があります。

競馬における4秒というのは約70mくらいの違いが出るので、めちゃくちゃ大きいです。

これが何を意味するかと言うと、

ダート競馬はスピード一辺倒ではダメで、芝よりパワーを要するということです。

具体的には、

  • 牡馬(牝馬よりパワーが強い)
  • 馬体重が大きい(500kg超)

という特徴のある馬を狙うだけでも、ダートの回収率は高まる傾向にあります。

※もちろんそれだけでは勝てません

ダート競馬の特徴2:馬場が湿るほど、タイムが速くなる

ダートは良→稍重→重と馬場が湿るほど、タイムが速くなる傾向にあります。

海辺を思い浮かべてください。

海岸線から遠く乾燥したした砂より、波打ち際で固くなった砂のほうが走りやすいですね。

これは馬場が悪化するほどタイムが遅くなる芝コースとは真逆な現象になります。

これが何を意味するかと言うと、

ダートは良馬場に近づくほどパワー、重馬場に近づくほどスピードが必要ということです。

具体的には、

  • 良馬場:パワー重視
    牡馬 / 馬体重が大きい馬
  • 重馬場:スピード重視
    牝馬可 / 芝→ダート替わりの馬

というふうに同じダート競馬でも馬場状態によって狙いたい馬の特徴が変わってきます。

※砂に水が浮いてしまう不良馬場までいくと、重馬場よりも平均タイムは遅くなります

ダート競馬の特徴3:最後の直線が短く、先行馬が有利

JRAのダートコースは芝コースの内側にあるため、最後の直線が短いのが特徴です。

最も直線距離が長い新潟競馬場の芝コース外回り659.0mに対し、最も直線距離が短い函館競馬場のダートコースは260.3m。

最後の直線だけで約400mもの差があります。

そのうえダートは芝に比べて上がりタイムに上限があるので、後方からレースを進める馬が直線一気で差し切るのは至難の業です。

実際、ダート短距離では勝ち馬の7割が最終コーナーを5番手以内に回っています。

ここからわかるように、ダート競馬はとにかく逃げ先行馬が有利という特徴があります。

予想では「どの馬が前に行くのか?」というのを意識して考えると良いでしょう。

ダート競馬の特徴を踏まえた予想のポイント

ここまでダート競馬の特徴を3つ解説しました。

  1. 芝よりタイムが遅く、パワーを要する
  2. 馬場が湿るほど、タイムが速くなる
  3. 最後の直線が短く、先行馬が有利

上記を踏まえてダート競馬で勝つためのポイントを一言でまとめるのであれば、

パワーに優れた先行馬を狙え

ということになります。

ほかにも色々な要素がありますが、まずはこちらの基本を頭に入れておきましょう。

特に、下級条件のレースほど「行った行った」の前残りになるレースが非常に多いので、先行ポジションを取れる馬を探す力が大切。

私が執筆した『ダート短距離の教科書』では、逃げ馬を見抜くポイントを解説しています。

先出しすると下記3ステップを確認することで、先行馬を見極める精度が爆上がりします。

  1. ハナへのこだわり
  2. 過去レースのテン1Fラップタイム
  3. 枠順

具体的な内容については本書の中でたっぷり書いてあるので、ぜひ続きを読んでください。

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ダート競馬の特徴を知れば勝てる

この記事では、ダート競馬の特徴について解説をしました。ポイントは3つです。

  1. 芝よりタイムが遅く、パワーを要する
  2. 馬場が湿るほど、タイムが速くなる
  3. 最後の直線が短く、先行馬が有利

これを知っているだけで予想の精度が上がるので、ぜひ意識してみてくださいね!

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