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【悲報】冠名メジロは現在0頭 | 日本競馬の歴史を築いたメジロ牧場の栄枯盛衰

メジロ牧場とは

メジロ牧場は、北海道虻田郡洞爺湖町にかつて存在した競走馬の生産牧場のことです。

また、1980年代から1990年代にかけてG1優勝馬を続々と輩出した一大馬主でもあり、日本屈指のオーナーブリーダーになります。

しかし、2000年代に入ると次第に成績は低迷。経営が悪化した結果、2011年には牧場を解散。同時に馬主業からも撤退しました。

冠名「メジロ」とは

馬主が自分が所有する競走馬の名前に含める特定の言葉を「冠名」と言います。

メジロ牧場が所有する馬には冠名「メジロ」がつけられ、メジロラモーヌ・メジロマックイーン・メジロドーベルなどが有名です。

ちなみに、初代オーナーの北野豊吉氏の自宅がある東京都豊島区目白の地名が「メジロ」の由来になっているそうです。

メジロの勝負服

メジロ牧場の勝負服

©うまのいらすと

メジロ牧場の勝負服は「白・緑一本輪・袖緑縦縞」が特徴になっています。

一時期は、牧場名義の他に「メジロ商事(株)」名義で競走馬を所有したり、北野豊吉名義・北野俊雄名義など一族が個人で所有していた時期もあり、それぞれ勝負服の柄も異なります。 .

メジロ牧場の実績

馬主 G1 G2 G3
メジロ牧場 8勝 20勝 14勝
メジロ商事 12勝 7勝 3勝

メジロ牧場とメジロ商事を合わせると、重賞64勝(うちG1競争20勝)と素晴らしい成績です。

メジロの生産馬の特徴

初代オーナーの北野豊吉が天皇賞制覇に強くこだわっていたため、生産は長距離馬中心。「長距離のメジロ」として知られていました。

実際に、メジロアサマ・メジロティターン・メジロマックイーンによる父子三大天皇賞制覇は日本競馬史上唯一の偉業となっています。

また、障害レースに強い生産馬も多く、メジロアンタレス・メジロマスキットと過去に2頭の最優秀障害馬を輩出しています。

さらに、メジロラモーヌ・メジロマックイーンが競走馬の殿堂入りに当たる顕彰馬に選出されるなどの競馬史に残る名馬も輩出している。

一方、生産・所有馬が年度代表馬に選出されたことは一度もなく、ホースマンにとっての勲章・東京優駿を制した馬は出ませんでした。

冠名メジロの名馬

  1. メジロティターン(1978)
  2. メジロアンタレス(1979)
  3. メジロラモーヌ(1983)
  4. メジロマックイーン(1983)
  5. メジロパーマー(1987)
  6. メジロライアン(1987)
  7. メジロドーベル(1994)

メジロティターン(1978)

メジロアサマ シエリル
母父 スノップ 誕生 1978年
馬主 メジロ商事株式会社 生産
調教 尾形盛次(美浦) 騎手 伊藤正徳

メジロアンタレス(1979)

メジロゲッコウ メジロオーサカ
母父 メジロサンマン 誕生 1979年4月4日
馬主 メジロ商事株式会社 生産 メジロ牧場
調教 大久保洋吉(美浦) 騎手 成田均

メジロラモーヌ(1983)

モガミ メジロヒリュウ
母父 ネヴァービート 誕生 1983年
馬主 有限会社メジロ牧場 生産 白老ファーム
調教 奥平作太郎 騎手 川内洋

メジロマックイーン(1983)

メジロティターン メジロオーロラ
母父 リマンド 誕生 1983年
馬主 メジロ商事 生産 吉田堅(浦河町)
調教 池江泰郎(栗東) 騎手 武豊

メジロパーマー(1987)

メジロイーグル メジロファンタジー
母父 ゲイメセン 誕生 1987年03月21日
馬主 メジロ牧場 生産 メジロ牧場(伊達市)
調教 大久保正(栗東) 騎手 山田泰誠

メジロライアン(1987)

アンバーシャダイ メジロチェイサー
母父 メジロサンマン 誕生 1987年04月11日
馬主 メジロ牧場 生産 メジロ牧場(伊達市)
調教 奥平真治(美浦) 騎手 横山典弘

メジロドーベル(1994)

メジロライアン メジロビューティー
母父 パーソロン 誕生 1994年05月06日
馬主 メジロ商事 生産 メジロ牧場(伊達市)
調教 大久保洋(美浦) 騎手 吉田豊

メジロ牧場の歴史【栄枯盛衰】

1967年
メジロ牧場の開設
建設会社・北野組社長で馬主の北野豊吉が、北海道伊達市の高橋農場から敷地の一部を割譲され、伊達市にメジロ牧場を開場。
1977年
有珠山噴火
牧場全域に火山灰が数十cmまで積もる大きな打撃。しかし、牧場に費やした巨額の設備投資を捨てることは難しく、牧草に豊富なミネラルが含まれている利点もあり、移転はしなかった。
1982年
メジロティターンが天皇賞(秋)を制覇
G1・天皇賞(秋)において、4番人気メジロティターンが勝利。メジロ牧場として初めてのG1勝利。
2006年02月04日
メジロマイヤーが最後の重賞勝ち
G3・小倉大賞典において、11番人気メジロマイヤーが鮮やかな逃げ切り。メジロ牧場の所有馬として最後の重賞勝ちを収めた。
2011年05月20日
メジロ牧場の解散
2011年5月15日
メジロコウミョウが最後の出走
新潟4レースで黛弘人騎乗のメジロコウミョウが見事1着でゴール。有終の美を飾った。
メジロ牧場解散後・・・
レイクヴィラファームがメジロを継承
 

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