どうも、2021年に回収率100%超えを達成したタケツム (@taketsumu_keiba) です。
競馬をやっている人ならば一度は聞いたことがある「回収値」。言葉は聞いたことがあるけれど意味はよくわからない方もいると思います。
そこでこの記事では、回収率の意味や計算方法など基本的なことから、回収率の平均や目標値まで網羅的に解説していきます。
また、最後には回収率を上げるためのポイントについても語っているので、ぜひ最後まで読んで回収率100%超えを目指しましょう!
タケツム
ダート短距離専門家。2022年4月にJRAのダート1400m以下のレース予想に特化した『ダート短距離の教科書』を出版。Amazonレビュー4.1。2023年の回収率は111%。馬券は単勝のみ。X(旧Twitter)もやっています。
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回収率とは
競馬における回収率とは、馬券における勝ち負けを表す指標で、%(パーセント)で表されます。
回収率が100%を上回れば勝ち、
回収率が100%を下回れば負けです。
回収率の計算方法
回収率(%)=払戻金額÷購入金額×100
回収率(%)は払戻金額÷購入金額×100という数式で求めることができます。
たとえば、馬券の購入金額が1000円で払戻金額が3000円だった場合、回収率は3000÷1000×100=300(%)ということになります。
数式というと難しく聞こえますが、購入金額より払戻金額のほうが多ければ100%を超える(勝ち)と覚えておけば大丈夫です。
的中率との違い
的中率(%)=的中レース÷購入レース×100
回収率と一緒に聞く言葉として的中率がありますが、これは馬券を購入したレースのうち馬券が的中したレースの割合(%)のことです。
たとえば、1日の購入レース数が12レースで的中レース数が2レースだった場合、的中率は2÷12×100=17(%)ということになります。
回収率が100%を超えれば収支は絶対プラスですが、的中率が高いからと言って回収率がプラスになるとは限らない点には注意が必要です。
競馬で勝つには回収率が何より重要!
競馬ではどれだけ的中率が高くても、回収率が100%を下回ってしまったら負けです。
下記の例ではBさんよりAさんのほうが馬券を当てている回数は多いですが、収支で勝ちなのは回収率が100%を超えているBさんになります。
レース数 | 購入金額 | 払戻金額 | 的中 |
---|---|---|---|
1R | 1000 | 1500 | 〇 |
2R | 1000 | 2000 | 〇 |
3R | 1000 | 0 | × |
4R | 1000 | 0 | × |
5R | 1000 | 1200 | 〇 |
6R | 1000 | 1500 | 〇 |
7R | 1000 | 1600 | 〇 |
8R | 1000 | 0 | × |
9R | 1000 | 1700 | 〇 |
10R | 1000 | 1200 | 〇 |
11R | 1000 | 0 | × |
12R | 1000 | 0 | × |
計 | 12000 | 10700 | – |
的中率=58%
的中レース7R÷購入レース12R×100
回収率=89%
払戻金額10700円÷購入金額12000円×100
レース数 | 購入金額 | 払戻金額 | 的中 |
---|---|---|---|
1R | 1000 | 0 | × |
2R | 1000 | 0 | × |
3R | 1000 | 0 | × |
4R | 1000 | 0 | × |
5R | 1000 | 8000 | 〇 |
6R | 1000 | 0 | × |
7R | 1000 | 0 | × |
8R | 1000 | 0 | × |
9R | 1000 | 0 | × |
10R | 1000 | 0 | × |
11R | 1000 | 5600 | 〇 |
12R | 1000 | 0 | × |
計 | 12000 | 13600 | – |
的中率=17%
的中レース2R÷購入レース12R×100
回収率=113%
払戻金額13600円÷購入金額12000円×100
タケツム
競馬の回収率の平均は70%~80%
競馬で勝つためには回収率が100%を超えている必要があるわけですが、実際の回収率の平均は70%~80%になります。
平均が70%~80%となると半分以上の人がマイナス収支になるわけですが、現実にはもっと多く、95%の人が競馬で負けているようです。
回収率の平均が70%~80%になる理由
競馬の回収率の平均が70%~80%になるのは明確な理由があり、それが「控除率」です。
控除率とは、ギャンブルの胴元が総売上から差し引く手数料の割合のことで、JRAでは券種により20%~30%の控除率が採用されています。
つまり、私たちは馬券の総売上のうち約4分の3を購入者同士で取り合っているので、基本的には控除率の分だけ損する仕組みなんですね。
競馬の控除率とは?95%の人が競馬で勝てない理由と3つの必勝法を解説
【優秀】競馬の回収率の目標は110%
せっかく競馬で稼ぐなら掛け金を2倍、3倍に増やして回収率を爆上げしようなんて考えるかもしれませんが、ほぼほぼ不可能です。
実際、プロ馬券師でもトータルの回収率は110%程度になっていて、それすら一握りの人しか辿り着けない超優秀な数字と言えます。
レース単位で回収率1000%とかを目指すのはよいと思いますが、長期的な視点で見たときにはいいところ120%くらいではないでしょうか。
競馬で生活するのは無理なのか?
「回収率110%なんて夢がない…」と多くの人が思ったかもしれませんが、実際にその通りで馬券で生活するのは至難の業と言えます。
あとはレースに投資する金額がどれくらいあるのかの問題で、もちろん軍資金が多ければ多いほど儲けられる額の幅も広がります。
同じ回収率110%でも年間の購入額が10万円なら収支は+1万円ですが、もし年間の購入額が1000万円なら+100万円になるわけです。
タケツム
回収率を上げるためのポイント
タケツム
的中率を上げようとしすぎない!
回収率を上げるために重要なポイントは「的中率を上げようとしすぎない」ことです。
「え?回収率を上げるにはまず的中させないとダメでしょ?」と思うかもしれませんが、重要なのは「上げすぎない」という部分です。
これだけではピンとこない方も多いと思うので、もうすこし詳しく解説していきますね。
回収率と的中率の関係性
競馬で勝つためには、以下の回収率と的中率の関係について理解しておくことが大切です。
的中率を上げようとすると、
回収率は下がる
回収率を上げようとすると、
的中率は下がる
本命サイドの馬券を買ったり、購入点数を増やせば回収率を上げることは簡単です。しかし、それでは回収率はなかなか上がりません。
なぜならせっかく馬券が的中しても払戻金額が少なかったり、トリガミになってしまうリスクが高まって結果的に儲からないからです。
そのため回収率を上げるためには、過小評価された穴馬から買ったり、購入点数を減らして的中率をあえて減らしていく必要があります。
※もともとの的中率があまりにも低い場合は、基本的な予想スタイルから見直していくことが必要です
回収率と的中率の理想的なバランス
競馬における回収率の目標値は110%と言いましたが、それを達成するためにどれくらいの的中率があればよいと思いますか。
もちろん人それぞれ状況が違うため一概には言えないのですが、プロ馬券師の平均的な的中率は約15%くらいと言われています。
「めちゃくちゃ低い!」と思った方が多いと思いますが、最終的に回収率がプラスの人はこれくらいのバランスの人が多いです。
実際に私が回収率100%超えを達成したときも同じくらいのバランスになっていました。
馬券は外れるのが当たり前!
プロ馬券師の的中率が15%くらいと知っていると、「馬券は外れるのが当たり前!」くらいに思ったほうがいいことがわかります。
僕も競馬を始めたてのころは「全レース当てたい!」くらいの意気込みがあって、馬券を外すたびにめちゃくちゃ悔しがっていました。
その結果、「当てたい!」という思いから購入点数を増やしたり、無駄なレースにも手を出して回収率を低下させてしまっていましたね。
ただ、「5回に1回くらい当てれば勝てる」と心に余裕が持てる今は、馬券を外しても過度に落ち込むことはなくなり収支も安定しました。
自分にぴったりのバランスを探そう!
とはいえ、みながプロ馬券師のような買い方をする必要はなくて、自分にぴったりのバランスを見つけることが何より重要になります。
僕は基本的に単勝しか買わず、的中率20%、回収率110%くらいを目標に馬券を買っています。
そのため、単勝オッズ5倍以上の馬を買い続けて、きちんと5レースに1レース以上の確率で的中すれば回収率は100%を超えますよね。
こんなふうに「強い馬に賭ける」ではなく、自分の的中率の目安から逆算して買い目を考えられるようになると勝利が近づいてきますよ!
タケツム
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ダート短距離で勝ち組になりませんか?
競馬で勝って儲けたいと思いませんか?
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競馬で負けている多くの人は、
・メインレースの予想にはたっぷり時間を使うけど、それ以外のレースは雑に買っている
・馬券を買うのはメインレース中心で、芝の短距離からダートの長距離まで手を出している
・午前中のレースは少額で賭けて、メインレースに勝ち分も含めてガッツリ賭けている
こんなふうにメインレースを主軸にした馬券の買い方をしています。あなたはどうでしょうか。
もしひとつでも当てはまるなら、いまと同じ馬券の買い方を続けていても勝てません。なぜか?
それは多くの競馬ファンが当たり前にやっていることを同じようにやっているだけだからです。
前の週の競馬が終わってすぐJRA-VANを開き、次週のメインレースの出馬予定馬を調べ、過去のレース傾向を調べ、映像を確認し、週中には各馬の調教を確認し、枠順の発表を待ち、前日の夜にはオッズを調べ、天気から馬場状態を予測し、当日は1時間前に馬体重を見て、パドックを見て、現地なら返し馬をみたうえで馬券を買う...
自分では必死にやっているつもりでも、毎週のように馬券を買う人なら至ってフツーのこと。
それだけでは何の差別化にもならないので、むしろ自分だけ勝てるようになる方が不思議です。
では、どうすればいいのか?
いますぐダート短距離の予想を学んでください!
「なぜダート短距離?」と疑問に思いますよね。地味なので興味ない人も多いでしょう。
しかし、そこがポイント。
多くの人が詳しい知識もなく時間をかけずに予想しているレースを、専門的な知識を持って時間をかけて予想すれば有利だと思いませんか?
もしあなた自身がいまダート短距離のレースを適当に買っているなら、正直いい養分です。
たまに当たっても基本はダート短距離を本気で予想するニッチな人に搾取されるのがオチ。
だから今度はあなたがダート短距離を本気で学びハンパ予想の養分を搾取する側に回るのです。
私も数年前まではメインレースに全力投球で、たまに勝っても儲からない負け組でした。
もちろんメインレースで勝つために必死に必死に学びましたが、上には上がいました。
だけどダート短距離に特化した予想を始めて気づいたのはブルーオーシャンだということ。
自分のようなアマチュアでも小さい努力で大きい成果を手に入れやすいと気づいたのです。
そこからはダート短距離しか馬券を買わず、気づけば4年連続で回収率はプラスでした。
何度も言いますが、私自身は特別に競馬の予想に関する才能を持っていたわけではありません。
それでも勝ち組になれたのは、紛れもなくダート短距離というニッチな領域を極めたから。
とはいえダート短距離を専門的に学ぶと言っても何から始めたらいいかわからないですよね。
私もダート短距離特化で予想を始めたときは情報が少なく、独学で手探り状態でした。
でも大丈夫。これからダート短距離を詳しく学びたい人には心強い味方がついています。
それがダート短距離の予想に特化した唯一の競馬本『ダート短距離の教科書』。
本書ではJRAダ1400m以下の予想だけに的を絞ったノウハウを1冊に凝縮しています。
ダート短距離の知識がゼロの人が読む前提で、超初心者でもわかるよう丁寧に解説しました。
本書を読めば、ダート短距離に関する「脚質」「馬場状態」「枠順」「性別」「馬体重」「斤量」などの基本的な考え方がわかります。
たとえば、ダート短距離では勝ち馬の7割が第4角を5番手以内に回った先行馬になります。
先行馬有利は競馬の鉄則ですが、直線が短く芝よりスピードが出ないダート短距離では、より逃げ馬や先行馬に注意して予想せねばなりません。
ほかにも、ダート短距離ではOPクラス昇級初戦の馬の勝率が非常に低いという特徴があります。
実際、2022年に昇級初戦で1〜3番人気に推された15頭のうち1着になったのはわずか1頭でした。
これはダート短距離が高齢まで走る馬が多いうえに重賞が少なく芝よりOPのレベルが高いことが原因ですが、知らないと罠にハマってしまいます。
こんなふうにダート短距離にはダート短距離だけの特長が存在します。上記のポイントを踏まえて予想するだけでも変わると思いませんか?
本書では上記のようなダート短距離の予想に特化したポイントを永遠に解説していきます。
別の競馬本には絶対マネできない変態度です笑
実際に本書を読んでくださった900名を超える読者の方から頂いた声の一部をご紹介しますね。
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