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【競馬】芝とダートの違い | 予想ポイントは適正です

  • 競馬の芝コースとダートコースの違いって何?
  • 予想ではどんなことに気を付ければいいの?

そんな疑問を解決する記事になっています!

競馬を始めたばかりだと芝とダートの違いってよくわかりませんよね。

私も最初は「砂の上を走るコースもあるんだな~」なんて思っただけ。

特に何も意識せずに予想していました。

だけど、
芝とダートは全然違う!!!

競馬予想に明け暮れる中で気づき、

今ではダート短距離専門家として毎年プラス収支を達成しています。

芝とダートの違いを例えるなら、舗装されたアスファルトと舗装されていない山道です。

前者を走るならスピードが特徴のフェラーリが有利だけど、後者を走るならパワーが特徴のパジェロが有利だと思いませんか?

こんなふうに、芝とダートの違いをとらえ、それぞれの特徴に合った馬を見極められるようになれば、あなたの予想力は格段に上がります。

この記事では芝とダートの違いと予想する際のポイントについてわかりやすく解説します。

ぜひ最後までお読みください!

芝とダートの違い【早見表】

まず、芝とダートの違いについて、
簡単に表にまとめてみました。

項目ダート
走りやすさ走りやすい走りにくい
最後の直線長い短い
レベル高め低め

ここから詳しく解説していきますね。

芝とダートの違い1:走りやすさ

人工芝でやるサッカーと砂浜でやるビーチサッカーはどちらのほうが走りやすいでしょうか?

はい、言うまでもなく
「芝のほうが走りやすい」ですね。

実際、芝とダートで同じ1200mのレコードタイムを比較した結果がこちら。

項目ダート
レコード1分5秒81分8秒5

芝のほうがダートよりも3秒近くも速い。競馬で3秒はめちゃくちゃ大きい差ですね。

ここから言えるのは、芝はスピードに優れた馬が活躍しやすく、ダートはパワー・スタミナに優れた馬が活躍しやすいということです。

※競馬では最低限の基礎スピードは芝ダート問わず重要であることが前提の話になります。
※たとえばスピードに優れて非力なディープインパクトはダートなら活躍しにくいという話。

芝とダートの違い2:直線の長さ

JRAのコースは芝コースの内側にダートコースを配置する設計になっています。

そのため、同じ競馬場の同じ距離のレースでも最後の直線の長さはダートの方が短いです。

ということは、ダートにおいて後方待機の馬がアーモンドアイの如く直線で一気にごぼう抜きできる可能性は低いというわけです。

加えて、芝のほうがスピードが出やすく、ダートの方がスピードが出にくいなら尚更。

極論にはなりますが、ダートは先行できる馬さえ正確に見極められれば勝てる可能性はかなり高くなるということですね。

※あくまでも傾向で、実際にはレースの展開に大きく左右されます。なんでもかんでもダートは先行馬から狙うのは違います。

芝とダートの違い3:レベル

JRAで実施されるG1の24レースのうちダートは2レースしかありません(障害除く)。

ここからわかるように、日本競馬は芝コースを中心に創られています。

もちろん賞金が高いのも芝のG1なので、競馬関係者の多くが芝のG1制覇を目指して強い馬づくりに励んでいます。

そのため、(一概には言えないが)ダートより芝で走る馬の方がレベルが高く、芝で通用しなかった馬がダートに転向することが多いです。

馬券としてはここが狙い目で、ダート替わりの馬は過剰に人気する分、凡走したときのオッズが大きく跳ね上がりやすくなります。

補足:重馬場タイム

日本競馬では「良」「稍重」「重」「不良」と4つの馬場状態があります。

晴れの日が続くと「良」、雨や雪が降り続くと「不良」に近づいていくわけですが、そのときの芝とダートにおける変化は異なります。

まず、芝は馬場状態が悪くなると、ぬかるんで足元を取られやすくなるので、良馬場のときよりもタイムが落ちる傾向にあります。

一方、ダートは馬場状態が悪くなると、砂が水分を含んで固くなるので逆に走りやすくなり、タイムが上がりやすくなります。

さきほどの1200mにおけるレコードタイム。

項目ダート
レコード1分5秒81分8秒5
馬場状態

芝は良馬場なのに対して、ダートは重馬場のときにレコードタイムが出ています。

ここからわかるように、芝は良馬場のときほどスピード重視で馬場が悪化するほどパワー重視、ダートは良馬場のときほどパワー重視で重馬場のほどスピード重視になります。

芝とダートで活躍しやすい馬の特徴

ここまで芝とダートの違いを解説しました。

ポイントは下記3つです。

  1. 芝の方がスピードが出やすく、ダートの方がパワーが要求される
  2. 芝の方が最後の直線が長く、ダートの方が差しが決まりにくい
  3. 芝の方が賞金が高いレースが多く、ダートよりレベルは高い

これらを踏まえたうえで、芝とダートでそれぞれ活躍しやすい馬のポイントを紹介します。

芝で活躍しやすい馬

とにかくスピードと加速力に優れた馬が活躍しやすいです。具体的には、ラスト1Fを33秒台で走れるような一瞬の切れ味に長けた馬です。

スタートから先行できて最後の直線でも速い脚を使える馬が理想的ですが、後方一気の脚質でも活躍できる可能性は十分にあります。

枠順は距離ロスが少なくなりやすい内枠有利な傾向が強く、大外8枠のピンク帽は基本的に嫌われることが多いです(コースなどにもよる)。

また、東京や京都など直線の坂が少ないコースでは牝馬や馬体重の軽い非力な馬でも活躍しやすく、逆に中山や阪神など坂があるコースではパワーも兼ね備えている方が有利です。

雨が降って重馬場になるとパワーやスタミナが要求されるため、普段は切れ味鋭い人気馬が凡走し、スピード負けしてしまうダート型パワータイプの馬が穴を開けることも多くなります。

ダートで活躍しやすい馬

パワーとスタミナに優れた馬が活躍しやすいです。具体的には、馬体重が大きい牡馬を狙うだけでも、回収率が上がりやすいです。

逆に牝馬や馬体重が軽い非力な馬はクラスが上がるほど活躍するのが厳しくなります(ダートOPクラスには牝馬はほとんどいない)。

スピード性能で劣ってもタフさがあれば好走可能性があるフィールドのため、6歳を超える高齢馬が重賞を勝つこともめずらしくありません。

一方、重馬場になるとスピード性能が要求されるため、牝馬や馬体重の非力な馬や、芝から転向してきた馬が穴を開けることも多いです。

また、馬場状態を問わず先行馬が圧倒的に有利ですが、馬場が湿ったときにはスピードに乗った逃げ馬が特に止まらないので注意が必要。

本来枠による大きな有利不利はありませんが、砂をかぶると走る気を無くしてしまう馬や芝スタートのダートコースは外枠有利になります。

早見表

ここまでに紹介した、芝とダートで活躍しやすい馬や条件をまとめます。

ファクターダート
重要性能スピード・加速力パワー・スタミナ
性別性別不問牡馬有利
馬齢若駒が有利高齢でも可
馬体重軽くても可重い方が有利
斤量軽い方がいい重くても可
脚質差し・追込可逃げ先行有利
枠順内枠有利フラット
※あくまでも傾向。

芝とダートの違いを知っているだけでは、勝てません。

この記事では芝とダートの違いと活躍しやすい馬の特徴についてご紹介しました。

この内容をきちんと理解できるだけでも、あなたの予想力は大きく向上するでしょう。

しかし、残念なことに、それだけで勝てるようになるほど競馬の世界は甘くありません。

なぜなら、競馬は長期的にみると95%の人が負けている非常に難しいゲームだからです。

勝つための戦略は「絞って、突き詰める」。

私も大学生で競馬を始めた当初は、漏れなく95%の負け組のなかのひとりでした。

では、どうして勝てるようになったのか。

答えは「戦う領域を決めて、突き詰めたから」ということに尽きると思っています。

私の場合は、JRAのダート短距離OPクラスに照準を絞って、予想力を突き詰めました。

競馬で負けている人ほど手当たり次第にレースに手を出し、資金をすり減らしがちです。

本気で競馬で勝ちたければ、ぜひあなたも戦うフィールドを決めて、そこでの予想力を磨くことに徹底的にこだわることをおすすめします。

勝ちたければ、ニッチな領域を攻める

「さっそく競馬で勝つために、馬券を買うのは芝の重賞だけにしよう」

それも悪い決断ではありません。

しかし、効率よく勝ちを目指すのであれば、多くの人が追求していないニッチな領域から勝負すべきであると私は考えています。

なぜなら、メジャーな領域で突き詰めた予想論は、すでに誰かが見つけているからです。

そこで私自身は「JRAのダート短距離(1400m以下)」という実施数は多いが人気薄のフィールドに照準を定め、突き詰めました。

そのすべてをまとめたのが本書。

『ダート短距離の教科書』です。

これは年間予算5万円、1週間の予想時間2Hの一般サラリーマンが競馬で勝てるようになるため編み出した独自のノウハウをまとめた本です。

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そんな方は、こちらから前書きが無料で読めますので、ぜひお手に取ってみてください。

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2 COMMENTS

立石競馬会議

この記事だけでも、分かってたつもりでも分かっていなかったりすることが書かれていました!
超有益な記事ですね!本も買ってみたくなりました!

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タケツム

嬉しいコメントありがとうございます!
ぜひお手に取っていただけると嬉しいです。

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