- 枠順はレース結果に影響する?
- 内枠・外枠のメリットは?
- 内枠・外枠のデメリットは?
- 内枠・外枠が有利なコースは?
そんな疑問を解決する記事になっています!
タケツム
枠順がレース結果に与える影響は大きく、コース形態によって内枠が有利になることもあれば、外枠が有利になることもあります。
たとえば、3つのG1レースが実施される東京・芝2400mは内枠有利で有名なコースです。
3歳馬の最強馬を決める日本ダービーでは2006年から2014年までの9年間で1枠の馬が6勝。ジャパンカップでは2010年から2019年までの10年間で1枠の馬の複勝率が70%となっています。
競走馬が決められたレーンを直線に走らない限り平等な条件でのレースは不可能で、上記のように条件の不平等によって生じる結果の歪みを見極めることこそが競馬予想の醍醐味です。
そこでこの記事では、枠順におけるレース結果への影響について徹底的に解説していきます!
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- 前提:競馬は基本的に内枠が有利
- 内枠のメリット・デメリット
- 内枠が有利なコース・不利なコース
- 外枠のメリット・デメリット
- 外枠が有利なコース・不利なコース
タケツム
ダート短距離専門家。2022年4月にJRAのダート1400m以下のレース予想に特化した『ダート短距離の教科書』を出版。Amazonレビュー4.1。2023年の回収率は111%。馬券は単勝のみ。X(旧Twitter)もやっています。
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前提:競馬は基本的に内枠有利
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新潟・芝1000mを除いて円状のコースを回る競馬においては、最も距離ロスが少なく走れる可能性が高い内枠の馬が基本的に有利です。
様々な条件を加味した結果、内枠がより有利になったり、外枠のほうが有利になることがありますが、距離ロスが少ないということが結果に与えるプラスの影響はかなり大きいです。
常にそのことを前提に置いたうえで本記事を読んでいただけると、枠順に関する正しい理解を深めることができると思います!
内枠(1枠~2枠)の特徴
内枠のメリット
距離ロスが少ない
内枠から道中内ラチ沿いの進路を取れればスタートからゴールまで最短距離を走ることができるため、ほかの馬に比べてスタミナの消費を抑えて最大限の力を発揮できます。
特に、コーナーが多いローカルの小回りコースほど距離ロスを防げるメリットは大きく、内枠の馬が好走する傾向にあります。
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内枠のデメリット
馬郡に包まれると追い出しが遅れる
差し・追込脚質の馬もしくはスタートで出遅れて後手を踏んだ馬は、道中で馬郡の中に包まれてしまうため、直線での追い出しが遅れて脚を余らせてしまう可能性が高いです。
ただ、最後の直線の仕掛けどころで馬郡から抜け出して末脚を炸裂させることさえできればむしろ内枠は有利に働き、それができるどうかはは騎手の腕にもかかっています。
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補足:「ダートの内枠は不利」は本当?
「ダートは内枠が不利」というのは半分本当で半分嘘です。そもそも内枠が不利と言われている理由は、先行する馬が蹴り上げた砂をかぶりやすく、それを嫌がる馬がいるからです。
しかし、砂をかぶるのを嫌がる馬を除けば、特に内枠が不利という事実はなく、むしろ芝と同じく内枠から先行して距離ロスなく走れる馬が有利になるケースは非常に多くあります。
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補足:「開催後半は内枠不利」は昔話
昔はひとつの競馬場での開催が進むと多くの馬が通る内ラチ沿いが荒れてくるため、内枠の馬が不利になるというふうに言われていました。
しかし、現在のJRAの馬場は進化しており、昔に比べると馬場状態が悪化しにくいため、内枠を大きく割り引いて考える必要はありません。
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内枠が有利なコース
- 新潟芝2000外
- 札幌芝1800
- 阪神芝2400外
- 東京芝2000
- 札幌芝1500
- 東京芝2400
- 阪神芝1200
- 函館芝2000
- 函館ダ1000
- 新潟芝2200
- 阪神芝2200
- 中山ダ2400
- 京都芝1200
- 阪神芝1400
- 中京芝1200
- 京都ダ1800
- 阪神芝1800外
- 中京芝2000
- 函館芝1800
- 京都芝2200外
内枠が不利なコース
新潟・芝1000m(千直)
JRAの全コースの中で最も内枠の勝率が低いのは新潟・芝1000mです。複勝率でさえ10%に満たず、圧倒的に内枠不利のコースになります。
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芝スタートのダートコース
JRAのダートコースの中にはスタート直後にすこし芝を走ってからダートに入るコースが8つ(ダートコース全体の約3割)あります。
こういったコースでは外枠から出走した馬のほうが芝(ダートよりスピードが出る)を走る距離が長くなるため、外枠有利になります。
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- 新潟芝1000
- 京都芝1400
- 新潟芝2000
- 小倉芝2600
- 中山芝1200
- 新潟芝1800外
- 新潟ダ1200
- 東京ダ1400
- 阪神ダ1400
- 東京ダ1600
- 京都ダ1200
- 阪神ダ1800
- 中京芝1400
- 東京芝1600
- 中山ダ1200
- 小倉ダ1700
- 新潟芝1600外
- 東京ダ1300
- 東京ダ2100
- 京都芝1600
外枠(7枠~8枠の特徴)
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外枠のメリット
馬郡に包まれる可能性が少ない
内ラチ沿いに閉じ込められる可能性が少なく、最後の直線で詰まるリスクは下がります。そのため、差し・追込脚質の馬にはむしろ外枠のほうが良いという馬もいます。
また、サラブレッドはもともと臆病な性格の持ち主が多く、馬郡に閉じ込められることを怖がってしまう馬にとっては、外枠から出てあえて馬郡から離すのが効果的な場合もあります。
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ダート限定:砂がかかりにくい
内枠のデメリットでも書きましたが、ダートコースでは先行する馬が蹴り上げた馬が顔にかかるのを極端に嫌い、まともにくらうと走る気をなくしてしまう競走馬なんかが存在します。
そういった馬は外枠から走ったほうが砂をくらう可能性が少ないので、最後まで集中を切らさずに走り切ってくれる場合が多いです。
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外枠のデメリット
先手を取るのが難しい
スタートでハナを切りたい2頭の馬がいた場合、物理的に外枠より内枠のほうが距離が短く、先手を奪いやすくなります。先行争いが激しいレースでは外枠の先行馬は終始外を回らされた結果、最後スタミナ切れになる場合も多いです。
ただ、スタートで楽にハナを奪うことができれば枠順は関係なく、むしろ外枠の先行馬は不利という風に考える人が多いため、思わぬ高配当をゲットできるかもしれません。
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外枠が有利なコース
新潟・芝1000m(新潟千直)
外枠が有利なコースと言えば、真っ先に出てくるのが新潟・芝1000mですね。新潟千直は日本で唯一の直線コースになっています。
なぜ外枠が有利になるかというと、普段のレースでほとんどの馬が通らず、芝がきれいな外ラチ沿いを走ることができるからです。
そのため、ふつうの直線コースであれば、ひたすら真っすぐに走るのが最短距離にもかかわらず、新潟千直ではスタートを切った各馬が馬場が良い外ラチ沿いに寄せてきます。
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札幌競馬場&函館競馬場
小回りコースだから内枠が有利と思われがちですが、札幌や函館はあまりにも小回り過ぎてインコースにすべての馬が殺到した結果、内枠の馬が馬郡から抜け出せない展開が多くあります。
そこで多少の距離ロスはあれど、最後の直線でスムーズに加速できる外枠の馬が有利になります。
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- 札幌芝2600
- 函館ダ1000
- 札幌芝1800
- 新潟芝1000
- 札幌ダ1000
- 中京芝2200
- 中山芝2500
- 京都芝2000
- 阪神芝2000
- 函館芝1800
- 阪神ダ1800
- 福島芝2600
- 函館芝2600
- 京都ダ1900
- 中山芝1800
- 京都芝2400外
- 新潟芝1600外
- 京都芝1400
- 中京芝1600
- 東京芝2000
外枠が不利なコース
芝1200m
芝1200mのスプリント戦に関しては、基本的に競馬場に関係なく外枠が不利になります。
- 中京芝1200
- 中山芝2200
- 阪神芝1200
- 小倉ダ1000
- 阪神芝1400
- 新潟芝1200
- 京都ダ1800
- 函館芝2000
- 中京芝1400
- 東京ダ1300
- 小倉ダ1700
- 札幌芝2000
- 京都芝1200
- 中山芝1200
- 阪神芝2200
- 東京芝1400
- 中京ダ1400
- 函館芝1200
- 新潟芝2000
- 中京ダ1800
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それは多くの競馬ファンが当たり前にやっていることを同じようにやっているだけだからです。
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しかし、そこがポイント。
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そこからはダート短距離しか馬券を買わず、気づけば4年連続で回収率はプラスでした。
何度も言いますが、私自身は特別に競馬の予想に関する才能を持っていたわけではありません。
それでも勝ち組になれたのは、紛れもなくダート短距離というニッチな領域を極めたから。
とはいえダート短距離を専門的に学ぶと言っても何から始めたらいいかわからないですよね。
私もダート短距離特化で予想を始めたときは情報が少なく、独学で手探り状態でした。
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本書ではJRAダ1400m以下の予想だけに的を絞ったノウハウを1冊に凝縮しています。
ダート短距離の知識がゼロの人が読む前提で、超初心者でもわかるよう丁寧に解説しました。
本書を読めば、ダート短距離に関する「脚質」「馬場状態」「枠順」「性別」「馬体重」「斤量」などの基本的な考え方がわかります。
たとえば、ダート短距離では勝ち馬の7割が第4角を5番手以内に回った先行馬になります。
先行馬有利は競馬の鉄則ですが、直線が短く芝よりスピードが出ないダート短距離では、より逃げ馬や先行馬に注意して予想せねばなりません。
ほかにも、ダート短距離ではOPクラス昇級初戦の馬の勝率が非常に低いという特徴があります。
実際、2022年に昇級初戦で1〜3番人気に推された15頭のうち1着になったのはわずか1頭でした。
これはダート短距離が高齢まで走る馬が多いうえに重賞が少なく芝よりOPのレベルが高いことが原因ですが、知らないと罠にハマってしまいます。
こんなふうにダート短距離にはダート短距離だけの特長が存在します。上記のポイントを踏まえて予想するだけでも変わると思いませんか?
本書では上記のようなダート短距離の予想に特化したポイントを永遠に解説していきます。
別の競馬本には絶対マネできない変態度です笑
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