どうも、トリガミになる馬券は絶対に買わないタケツム (@taketsumu_keiba) です。
この記事では、競馬のトリガミについて初心者から中級者の方向けにまとめました。
この記事を読めば、トリガミについてわかることはもちろん、長期的に回収率をプラスにするためのポイントまで理解できます。
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競馬用語「トリガミ」とは
トリガミとは「馬券は当たっているのに収支は損している状態」のことです。
たとえば、10000円分の馬券を買って8000円しか戻ってこなかったらトリガミですね。
競馬ファンの間では、馬券がトリガミになってしまったとき「ガミった」と言います。
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トリガミの語源
トリガミは「粋が身を食う(すいがみをくう)」という古事成語が由来です。
粋が身を食う(すいがみをくう):粋を気取ったり、粋人としてほめそやされたりしていると、遊興に深入りして、最後には身を滅ぼすことになる。(引用:コトバンク)
現代風に訳すと、調子に乗って遊んでいたら全財産を失っちゃったみたいな意味ですね。
そこから損をすることを「ガミを食う」というようになり、損の馬券を獲ることから「トリガミ」と変化したと言われています。
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なぜトリガミになってしまうのか?
そもそもどうして馬券が当たったのに損をするなんてことが起きるのでしょうか。
多くの場合は「絶対に馬券を当てたい!」という思いによる「点数の買いすぎ」と「人気馬の買いすぎ」の2つが原因になります。
点数の買いすぎ
特に、3連複や3連単など複数馬が絡む馬券を買う人によくあるパターンです。
たとえ本命馬が1頭に絞れても、取りこぼしを防ぎたいという思いから紐馬が乱立。
結果的に購入点数が増えたわりにレースが固く決まってしまいガミるのはあるある。
人気馬の買いすぎ
特に、人気馬ばかり買ってしまう、いわゆる本命党の人によくあるパターンです。
人気馬を買えば的中確率は上がりますが、そのぶん配当額は低くなりがちです。
特に、人気馬を軸に置いたうえに購入点数も多いダブルパンチはトリガミ確率大。
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トリガミの防止策
トリガミを防ぐためには、さきほど紹介したことと別のことをすればOKです。
つまり、点数を買いすぎず、人気馬ばかり買わなければトリガミは防げます。
点数を買いすぎない
点数を買いすぎないための方法として、僕がおすすめするのは単勝1点勝負です。
単勝1点勝負をすれば、当たったときにトリガミになる可能性は絶対に0になります。
単勝は儲からないと言う人がいますが、派手なオッズになることがないだけで、控除率のことを考えると最も儲けやすい馬券です。
また、3連単・3連複を買いたい人もまずは単勝1点勝負で軸馬を見つける目を養うことで、購入点数を減らすことに繋がりますね。
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人気馬を買いすぎない
人気馬ばかり買わない方法として、僕がおすすめするのは1番人気を軸にしないこと。
オッズが低い馬を見ると無条件で強いと思ってしまいがちですが、これは要注意。
実は、1番人気に支持される馬でも勝率は33%、複勝率は65%ほどしかありません。
約3レースに1回は馬券にも絡まないわけなので、大穴とは言わずとも、2人気〜5人気あたりから軸馬を探せるといいですね。
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そもそもトリガミは悪いことなのか?
ここまで「馬券が当たっても損するトリガミ=悪いこと」のように話してきました。
ただ、トリガミは別の言い方をすれば、全賭け金の損失を防いだとも言えるわけです。
果たしてトリガミの可能性がある買い方をすることは、悪いことなのでしょうか。
トリガミOK派とNG派の判定方法
個人的には判断軸は簡単だと思っています。
- 馬券を当てることが目的
- 馬券で儲けることが目的
みなさんはどちらでしょうか?
馬券を当てたい→トリガミOK
馬券で儲けたい→トリガミNG
こんなふうになると思います!
馬券を当てたいならトリガミOK
- とにかく馬券が当たるのがいちばん!
- 馬券が当たったときの快感が最高!
- 払戻額の大小はあまり気にしない!
- 競馬は娯楽なので儲けはいらない!
こんな方であれば、トリガミになる可能性がある買い方をしても全然いいと思います。
実際、どんなに少額であっても、馬券が当たったときは気持ちがいいですからね。
馬券で儲けたいならトリガミはNG
- とにかく馬券で儲けるのがいちばん!
- 馬券が外れても感情的にならない!
- 馬券が当たっても損するなら無意味!
- 競馬で継続的にプラス収支にしたい!
こんな方はトリガミになる買い方は避けた方がいいのではないかと思っています。
ちなみに、馬券をいっぱい当てたうえで儲けたいという人もこちらに含まれます。
なぜなら、トリガミを含む買い方をしつつ継続的にプラス収支にするのは難しいからです。
的中率と回収率の関係性
さきほども言いましたが、トリガミになる買い方をする人の多くは「馬券を当てたい!」という気持ちが強すぎる傾向があります。
もちろん競馬で儲けるためには馬券を当てることが必要なのですが、実は当たりすぎても良くないというのをご存知でしょうか。
なぜなら、競馬には的中率が上がると回収率は下がるという法則があるからです。
的中率が上がると回収率が下がるとは
たくさん馬券が当たったほうが儲かると思いがちですが、実はそれは勘違いです。
なぜなら、的中率が上がる=オッズが低い馬券ばかりを買うことを意味するからです。
極端ですがわかりやすい例を挙げると、単勝1倍台の馬の複勝を買い続けるですね。
当然、的中率は高いですが、払戻オッズが低いため、肝心の回収率は悪くなります。
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的中率と回収率の理想のバランス
僕は上記の理由から競馬で儲けたい人は、トリガミの買い方はNGと考えています。
なんなら的中したときの払戻金が賭け金の5倍以上になることを目安にしています。
的中率が20%、つまり5レースに1レース当たればプラス収支になるって考えですね。
競馬で生活するプロ馬券師だと的中率5%〜15%くらいの人もけっこう多いようです。
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競馬で勝ちたいならトリガミはNG
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競馬で勝つためには、好走する馬を見つける能力に加え、馬券の買い方が重要です。
「予想上手の馬券下手」という言葉もあるように、買い方が下手だと勝てません。
いつも予想ばかり重視して買い方は重視していなかったという方は、ぜひこの機会に馬券の買い方についても学んでみてくださいね。
どうも、3度の飯より競馬が大好きなタケツム (@taketsumu_keiba) でした。
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