タケツム
タケツム
ダート短距離専門家。2022年4月にJRAのダート1400m以下のレース予想に特化した『ダート短距離の教科書』を出版。Amazonレビュー4.1。2023年の回収率は111%。馬券は単勝のみ。X(旧Twitter)もやっています。
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競馬の賞金はどこから?
結論から言うと、競馬の賞金はみなさんが購入した馬券の売上から捻出されています。
ご存知かもしれませんが、中央競馬の控除率は約25%。つまり、馬券の売上の約4分の1が手数料として差し引かれ、JRAの懐に入ります。
JRAでは、その約25%のお金を使い、競馬場の運営や国への税金の支払い、レース賞金の交付などの活動を実施しています。
そして残りの約75%の売上を使い、馬券的中者への払戻を行なっているわけです。
競馬の控除率とは?95%の人が競馬で勝てない理由と3つの必勝法を解説
競馬の賞金の種類
馬券の売上から捻出される競馬の賞金ですが、実は、いくつかの種類があります。
全競争共通の賞金
- 本賞
- 出走奨励金
- 特別出走手当
1:本賞
本賞とは「出走馬のうち1着馬から5着馬に対して交付される賞金」のことです。
本賞の金額はクラス等によって異なります。また、2着馬から5着馬の本賞は、1着馬の本賞をもとに決まった割合が交付されます。
たとえば、1着馬の本賞が3億円のジャパンカップの場合は以下の通りです。
着順 | 本賞金 | 比率 |
1着 | 3億円 | 100% |
2着 | 1億2000万円 | 40% |
3着 | 7500万円 | 25% |
4着 | 4500万円 | 15% |
5着 | 3000万円 | 10% |
2: 出走奨励金
出走奨励金とは「出走馬のうち6着馬から8着馬(重賞の場合は10着馬まで)に対して交付される賞金」のことです。
6着馬から8着馬の出走奨励金は、1着馬の出走奨励金をもとに決まった割合が交付されます。
たとえば、1着馬の本賞が3億円のジャパンCの場合は以下の通りです。
着順 | 本賞金 | 比率 |
6着 | 2400万円 | 8% |
7着 | 2100万円 | 7% |
8着 | 1800万円 | 6% |
(9着) | 900万円 | 3% |
(10着) | 600万円 | 2% |
3. 特別出走手当
特別出走手当とは「すべての出走馬に対して交付される手当」のことです。
特別出走手当は、競争クラスによって以下の通り4種類の単価が設定されています。
クラス | 特別出走手当 |
重賞競走 | 444,000円 |
特別競走 | 435,000円 |
1勝以上の競争 | 433,000円 |
新馬・未勝利競争 | 423,000円 |
1着馬~5着馬:本賞+特別出走手当
6着馬~8着馬:出走奨励金+特別出走手当*
それ以下の馬:特別出走手当のみ
4:特定の競争のみの賞金
- 距離別出走奨励賞
- 内国産馬所有奨励賞
- 付加賞
1. 距離別出走奨励賞
距離別出走奨励賞とは「芝1800m以上の平地・芝コース競争の1着馬から10着馬に交付される賞金」のことです。
距離別出走奨励賞の金額は、クラスと競争距離によって変わります。
また、2着馬から10着馬の距離別出走奨励賞は、1着馬の距離別出走奨励賞をもとに決まった割合が交付されます。
たとえば、1勝クラス芝2400mのレースの場合の距離別出走奨励賞は以下の通りです。
着順 | 本賞金 | 比率 |
1着 | 200万円 | 100% |
2着 | 80万円 | 40% |
3着 | 50万円 | 25% |
4着 | 30万円 | 15% |
5着 | 20万円 | 10% |
6着 | 16万円 | 8% |
7着 | 14万円 | 7% |
8着 | 12万円 | 6% |
9着 | 6万円 | 3% |
10着 | 4万円 | 2% |
2. 内国産馬所有奨励賞
内国産馬所有奨励賞とは「平地の全競争における1着馬から5着馬となった内国産馬に対して付与される賞金」のことです。
内国産馬奨励賞の金額は、クラスと馬齢によって変わります。
また、2着馬から5着馬の内国産馬奨励賞は、1着馬の内国産馬奨励賞をもとに決まった割合が交付されます。
また、牝馬限定の内国産馬牝馬奨励賞と呼ばれる賞金もあります。
牝馬限定競争以外の新馬・未勝利の1着馬から5着馬に決められた金額が交付されます。
3. 付加賞
付加賞とは、特別競走に出走した競走馬のうち1着馬〜3着馬にを交付される賞金」のことです。
特別競走に出走する場合には、原則として、特別登録と出馬投票の計2回の特別登録が必要となり、馬主は特別登録料を支払います。
そうして徴収した特別登録料の総額を「7:2:1」の割合で分け、1着馬から3着馬に交付するのが付加賞になります。
【付録】本賞金と収得賞金の違い
収得賞金とは「競争条件クラスを区分するための賞金」のことです。
全競争において1着(重賞では2着まで)になったときに、出走したレースの競争条件に応じて下表の金額が算入されます。
競争クラス | 収得賞金 |
新馬・未勝利 | 400万円 |
1勝クラス | 500万円 |
2勝クラス | 600万円 |
3勝クラス | 900万円 |
オープン特別 | 1200万円 |
リステッド | 1400万円 |
重賞 | 本賞金額の半額 |
※実際には競争クラスと馬齢によってもっと詳細に区分されています。
競走馬は収得賞金を蓄積することによって上級クラスに昇級したり、重賞に出走できます。
本賞金は競走馬が実際に獲得する賞金ですが、収得賞金は実際に金額は支払わるわけではないので、混同しないようにしましょう。
競馬の賞金の配分比率
競馬の賞金の配分比率は、馬主80%・調教師10%・騎手5%・厩務員5%です。
一口馬主の場合は、賞金の80%を出資者の数で割った金額が配当金として交付されます。
たとえば、ジャパンCで優勝して3億円を獲得した場合の賞金の配分は以下の通りです。
配分相手 | 獲得賞金 | 配分比率 |
馬主 | 2億4000万円 | 80% |
調教師 | 3000万円 | 10% |
騎手 | 1500万円 | 5% |
厩務員 | 1500万円 | 5% |
騎手が受け取る賞金
競馬の賞金のうち騎手が受け取れる金額が5%と聞き、意外と少ないと思った人も多いのではないでしょうか。
しかし、騎手の収入源は他にもあるので、ここでは騎手の主要な収入源を3つご紹介します。
- 騎乗手当と騎手奨励手当
- 進上金
- 厩舎からの給与
1. 騎乗手当と騎乗奨励手当
騎乗手当と騎乗奨励手当とは「レース結果に関係なくレースに騎乗するだけでもらえる報酬」のことです。
騎乗手当は騎乗したレースのクラスによって変わりますが、騎乗奨励手当は全競争において全員一律の額が支給されます。
騎乗手当
平地・障害 | レース区分 | 騎乗手当 |
平地競争 | G1 | 63,000円 |
その他の重賞 | 43,000円 | |
その他の競争 | 26,200円 | |
障害競走 | J・G1 | 144,200円 |
その他の重賞 | 114,200円 | |
その他の競争 | 74,200円 |
騎乗奨励手当
一律:16,500円
たとえば、新人であっても平地の一般競争に出走できれば1レースごとに26,000円+16,500円の42,500円を報酬として得られます。
2. 進上金
進上金とは「競走馬が獲得した賞金のうち騎手に支給される5%の金額」のことです。
レースに騎乗すれば無条件にもらえる騎乗手当と騎乗奨励手当とは違い、レースで好成績を残した騎手が得られる成功報酬になります。
3. 厩舎からの給与
厩舎に所属している騎手であれば、サラリーマンと同じように毎月の給与がもらえます。
騎乗回数が少ない若手のうちは厩舎に所属しながら収入を安定化させ、実力がついてきたら厩舎を離れてフリー契約に移行する。
競馬の世界においても人気アナウンサーと同じような構図が良く見られます。
まとめ:賞金の配分は決まっている!
- 競馬の馬券の購入額のうち、約75%が払戻金、約25%がJRAの売上になっている
- JRAの売上(馬券の購入額の控除額25%)から競馬の賞金が交付されている
- 競馬の賞金には、全競争共通の賞金と特別の競争のみの賞金がある
- 全競争共通の賞金は、本賞金・出走奨励金・特別出走手当の3種類
- 特別の競争のみの賞金は、距離別出走奨励賞・内国産馬所有奨励賞・付加賞
- 競馬の賞金の分配は「馬主:調教師:騎手:厩務員=80:10:5:5」
この記事では、競馬の賞金の出処や賞金の種類、賞金の配分について詳しく解説しました。
下記の記事ではG1で獲得できる賞金についてまとめてあるのでぜひ併せてお読みください。
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ダート短距離で勝ち組になりませんか?
競馬で勝って儲けたいと思いませんか?
いつも競馬のことだけ考えて必死に予想しているのに、一向に勝てるようにならない。
もしあなたがまさにそんな状況に陥っているのであれば、すぐに改善したいですよね。
競馬で負けている多くの人は、
・メインレースの予想にはたっぷり時間を使うけど、それ以外のレースは雑に買っている
・馬券を買うのはメインレース中心で、芝の短距離からダートの長距離まで手を出している
・午前中のレースは少額で賭けて、メインレースに勝ち分も含めてガッツリ賭けている
こんなふうにメインレースを主軸にした馬券の買い方をしています。あなたはどうでしょうか。
もしひとつでも当てはまるなら、いまと同じ馬券の買い方を続けていても勝てません。なぜか?
それは多くの競馬ファンが当たり前にやっていることを同じようにやっているだけだからです。
前の週の競馬が終わってすぐJRA-VANを開き、次週のメインレースの出馬予定馬を調べ、過去のレース傾向を調べ、映像を確認し、週中には各馬の調教を確認し、枠順の発表を待ち、前日の夜にはオッズを調べ、天気から馬場状態を予測し、当日は1時間前に馬体重を見て、パドックを見て、現地なら返し馬をみたうえで馬券を買う...
自分では必死にやっているつもりでも、毎週のように馬券を買う人なら至ってフツーのこと。
それだけでは何の差別化にもならないので、むしろ自分だけ勝てるようになる方が不思議です。
では、どうすればいいのか?
いますぐダート短距離の予想を学んでください!
「なぜダート短距離?」と疑問に思いますよね。地味なので興味ない人も多いでしょう。
しかし、そこがポイント。
多くの人が詳しい知識もなく時間をかけずに予想しているレースを、専門的な知識を持って時間をかけて予想すれば有利だと思いませんか?
もしあなた自身がいまダート短距離のレースを適当に買っているなら、正直いい養分です。
たまに当たっても基本はダート短距離を本気で予想するニッチな人に搾取されるのがオチ。
だから今度はあなたがダート短距離を本気で学びハンパ予想の養分を搾取する側に回るのです。
私も数年前まではメインレースに全力投球で、たまに勝っても儲からない負け組でした。
もちろんメインレースで勝つために必死に必死に学びましたが、上には上がいました。
だけどダート短距離に特化した予想を始めて気づいたのはブルーオーシャンだということ。
自分のようなアマチュアでも小さい努力で大きい成果を手に入れやすいと気づいたのです。
そこからはダート短距離しか馬券を買わず、気づけば4年連続で回収率はプラスでした。
何度も言いますが、私自身は特別に競馬の予想に関する才能を持っていたわけではありません。
それでも勝ち組になれたのは、紛れもなくダート短距離というニッチな領域を極めたから。
とはいえダート短距離を専門的に学ぶと言っても何から始めたらいいかわからないですよね。
私もダート短距離特化で予想を始めたときは情報が少なく、独学で手探り状態でした。
でも大丈夫。これからダート短距離を詳しく学びたい人には心強い味方がついています。
それがダート短距離の予想に特化した唯一の競馬本『ダート短距離の教科書』。
本書ではJRAダ1400m以下の予想だけに的を絞ったノウハウを1冊に凝縮しています。
ダート短距離の知識がゼロの人が読む前提で、超初心者でもわかるよう丁寧に解説しました。
本書を読めば、ダート短距離に関する「脚質」「馬場状態」「枠順」「性別」「馬体重」「斤量」などの基本的な考え方がわかります。
たとえば、ダート短距離では勝ち馬の7割が第4角を5番手以内に回った先行馬になります。
先行馬有利は競馬の鉄則ですが、直線が短く芝よりスピードが出ないダート短距離では、より逃げ馬や先行馬に注意して予想せねばなりません。
ほかにも、ダート短距離ではOPクラス昇級初戦の馬の勝率が非常に低いという特徴があります。
実際、2022年に昇級初戦で1〜3番人気に推された15頭のうち1着になったのはわずか1頭でした。
これはダート短距離が高齢まで走る馬が多いうえに重賞が少なく芝よりOPのレベルが高いことが原因ですが、知らないと罠にハマってしまいます。
こんなふうにダート短距離にはダート短距離だけの特長が存在します。上記のポイントを踏まえて予想するだけでも変わると思いませんか?
本書では上記のようなダート短距離の予想に特化したポイントを永遠に解説していきます。
別の競馬本には絶対マネできない変態度です笑
実際に本書を読んでくださった900名を超える読者の方から頂いた声の一部をご紹介しますね。
アマチュア出版ながら発行部数は1,000部超え。Amazonレビューは⭐︎4.1です。
料金は競馬本としては破格の1,250円。Kindle Unlimitedの会員なら無料で読めます。
もしご満足いただけなかった場合、Xまでご連絡頂ければ返金しますのでお申し付けください!
この本は、
・メインレースで当たることがゴールではなく、本気で競馬で儲けることを目指したい人
・ダート短距離というニッチな領域を極め、負け組から卒業して勝ち組になりたい人
・ダート短距離を何となく予想するのではなく、確固たる軸を持って馬券を買いたい人
こんな人におすすめです。
競馬で本気で儲けたい人だけ読んでください!
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