- 最強の逃げ馬ランキングTOP10
タケツム
タケツム
ダート短距離専門家。2022年4月にJRAのダート1400m以下のレース予想に特化した『ダート短距離の教科書』を出版。Amazonレビュー4.1。2023年の回収率は111%。馬券は単勝のみ。X(旧Twitter)もやっています。
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最強の逃げ馬ランキングTOP10
- キタサンブラック
- サイレンススズカ
- ダイワスカーレット
- ミホノブルボン
- タップダンスシチー
- セイウンスカイ
- サニーブライアン
- メジロパーマー
- アイネスフウジン
- エイシンヒカリ
キタサンブラック(2015~2017)
父 | ブラックタイド | 母 | シュガーハート |
母父 | サクラバクシンオー | 誕生 | 2012年3月10日 |
馬主 | 大野商事 | 生産 | ヤナガワ牧場 |
調教 | 清水久詞 | 騎手 | 武豊 |
最強逃げ馬の第1位はキタサンブラックです。
演歌歌手の北島三郎さんの持ち馬として競馬ファンのみならず、多くの人に愛されました。
父ブラックタイドに母父サクラバクシンオーのマイナー血統ながら、日本競馬歴代2位のG1レース8勝を収めました。
2017年の天皇賞(春)では、道中2番手から進みましたが、第4コーナーで楽々と先頭に立ち、3分12秒5の超絶レコードで勝利しました。
2021年7月18日には産駒が初勝利。これから種牡馬としての活躍も期待されています。
サイレンススズカ(1997~1998)
父 | サンデーサイレンス | 母 | ワキア |
母父 | Miswaki | 誕生 | 1994年05月01日 |
馬主 | 永井啓弐 | 生産 | 稲原牧場 |
調教 | 橋田満 | 騎手 | 武豊 |
最強逃げ馬の第2位はサイレンススズカです。
「逃げ馬を1頭挙げろ」と言われたら最も多くのファンから名前が出る馬だと思います。
バレンタインSで才能が一気に開花してから破竹の5連勝で宝塚記念を制覇しました。
しかし、単勝1.2倍の1番人気で迎えた天皇賞(秋)で故障を発生。予後不良となりました。
その夜、鞍上の武豊騎手がショックから初めて泥酔したエピソードはとても有名です。
ダイワスカーレット(2006~2008)
父 | ブラックタイド | 母 | シュガーハート |
母父 | サクラバクシンオー | 誕生 | 2012年3月10日 |
馬主 | 大野商事 | 生産 | ヤナガワ牧場 |
調教 | 清水久詞 | 騎手 | 武豊 |
最強逃げ馬の第3位はダイワスカーレットです。
3歳時には桜花賞・秋華賞・エリザベス女王杯と3つのG1を制覇。オークスこそ熱発で回避したものの牝馬二冠を達成しました。
2008年には「牝馬は勝てない」と言われていた有馬記念をあっさりと逃げ切り。実に37年ぶりの牝馬の勝利を演出しました。
ミホノブルボン(1991~1992)
父 | マグニテュード | 母 | カツミエコー |
母父 | シャレー | 誕生 | 1989年04月25日 |
馬主 | ミホノインターナショナル | 生産 | 原口圭二 |
調教 | 松元茂樹 | 騎手 | 小島貞博 |
最強逃げ馬の第4位はミホノブルボンです。
デビューから5連勝で皐月賞を制覇したあと、日本ダービーも4馬身差で完勝。
京都新聞杯も制して臨んだ菊花賞ではライスシャワーに敗れ、悔しい2着。クラシック三冠制覇を惜しくも逃しました。
菊花賞を最後に故障で引退してしまいましたが、古馬になってからのレースも見たかった競馬ファンは多いはずです。
タップダンスシチー(2000~2005)
父 | ブラックタイド | 母 | シュガーハート |
母父 | サクラバクシンオー | 誕生 | 2012年3月10日 |
馬主 | 大野商事 | 生産 | ヤナガワ牧場 |
調教 | 清水久詞 | 騎手 | 武豊 |
デビューが4歳(現3歳)の3月、オープン入りが6歳(現5歳)の3月とかなりの晩成タイプです。
ずっと2〜3番手につける先行脚質の競馬をしていましたが、6歳(現5歳)の10月に初めて逃げの戦法を打って京都大賞典を勝利。
そのあとジャパンカップと宝塚記念とG1レースを2勝、有馬記念2着、金鯱賞を連覇など素晴らしい成績を残しました。
また、7歳(現6歳)のときにフランスの凱旋門賞に挑戦するなど、タフな走りを見せました。
セイウンスカイ(1998~2001)
父 | シェリフズスター | 母 | シスターミル |
母父 | ミルジョージ | 誕生 | 1995年04月26日 |
馬主 | 西山牧場 | 生産 | 西山牧場 |
調教 | 安田一隆 | 騎手 | 横山典弘 |
逃げ脚質だけでなく、2番手に控える競馬もできるタイプ。皐月賞は2番手からスペシャルウィークの追撃を凌いで勝利。
続く日本ダービーではスペシャルウィークの圧勝を傍目に4着に敗れましたが、菊花賞では2着に約4馬身差をつける逃げ切り。
クラシック2冠を達成したうえ、スペシャルウィークへのリベンジも果たしました。
そのあと、G1の勝利はありませんでしたが、日経賞や札幌記念で勝利しました。
サニーブライアン(1996~1997)
父 | ブライアンズタイム | 母 | サニースイフト |
母父 | スイフトスワロー | 誕生 | 1994年04月23日 |
馬主 | 宮崎守保 | 生産 | 村下ファーム |
調教 | 中尾銑治 | 騎手 | 大西直宏 |
デビューから成績が安定しないまま迎えたクラシック初戦の皐月賞では、11番人気・単勝51.8倍の人気を跳ね除け、見事に逃げ切り勝利。
続く日本ダービーでは、多くの競馬ファンが「皐月はフロック(まぐれ)だ」と言い、6番人気・単勝13.6倍でしたが、再び勝利。
もちろん次走は菊花賞を目指すつもりでしたが、残念ながら日本ダービーのレース中に骨折していたことが判明。
クラシック三冠制覇への挑戦をできないまま、引退となってしまいました。
メジロパーマー(1989~1994)
父 | メジロイーグル | 母 | メジロファンタジー |
母父 | ゲイメセン | 誕生 | 1987年03月21日 |
馬主 | メジロ牧場 | 生産 | メジロ牧場 |
調教 | 大久保正 | 騎手 | 山田泰誠 |
クラシックとは無縁の馬で、5歳(現4歳)のときに札幌記念でやっと重賞を初勝利。
しかし、その後も陽の目を浴びず、障害レースに転向しましたが、2戦で平場に復帰。
7番人気だった新潟大賞典を2着と4馬身差で逃げ切ると、続く宝塚記念も9番人気のところを、まさかの3馬身差で逃げ切り。
そのあとの2戦は見せ場なく惨敗。宝塚記念はフロックだと15番人気に甘んじた有馬記念を勝利。春秋グランプリ制覇を達成しました。
アイネスフウジン(1989~1990)
父 | シーホーク | 母 | テスコパール |
母父 | テスコボーイ | 誕生 | 1987年04月10日 |
馬主 | 小林正明 | 生産 | 中村幸蔵 |
調教 | 加藤修甫 | 騎手 | 中野栄治 |
クラシック初戦の皐月賞は道中2番手からの競馬、4コーナーで先頭に立って懸命に粘り込み、ハクタイセイのクビ差2着でした。
続く3番人気で迎えた日本ダービーでは見事に逃げ切り。このときの東京競馬場の入場者数196,517人は破られていない世界記録です。
また、ウイニングランで巻き起こった鞍上の中野栄治騎手への「ナカノコール」はファンから騎手に対するコールの走りと言われています。
次走はもちろん菊花賞の予定でしたが、脚部の不安のためにクラシック三冠目に挑戦することなく引退となってしまいました。
エイシンヒカリ(2014~2016)
父 | ディープインパクト | 母 | キャタリナ |
母父 | Storm Cat | 誕生 | 2012年3月10日 |
馬主 | 英進堂 | 生産 | 木田牧場 |
調教 | 坂口正則 | 騎手 | 武豊 |
初戦は3歳4月の未勝利戦と遅かったため、クラシックとは無縁でしたが、デビューから5連勝でアイルランドトロフィーを制覇。
そのあと単勝1.9倍の1番人気に推されたG3のチャレンジカップでは9着に敗れますが、そこから3連勝でG2の毎日王冠を勝利。
国内G1での勝利はありませんでしたが、香港Cとフランスのイスパーン賞と2つの海外G1を名手武豊の手綱で掴み取りました。
追込脚質の父・ディープインパクトの仔が真逆の逃げ脚質で活躍しているのが、個人的にはとてもおもしろいなと思っています。
番外編:印象に残る逃げ馬3頭
- ツインターボ
- プリテイキャスト
- アエロリット
ツインターボ(1991~1996)
父 | ライラリッジ | 母 | レーシングジイーン |
母父 | サンシー | 誕生 | 1988年04月13日 |
馬主 | 黒岩晴男 | 生産 | 福岡敏宏 |
調教 | 笹倉武久 | 騎手 | 中館英二 |
中央競馬ではデビュー戦から一度たりともハナを譲らなかった生粋の逃げ馬です。
道中20馬身から30馬身の大逃げを打って粘り混みを狙うスタイルが最もかっこいい逃げ馬として多くの競馬ファンに愛されました。
G1はおろかG2での勝利もなく、重賞勝ちはラジオたんぱ賞と七夕賞とオールカマーのみ。
2桁着順でのボロ負けもザラで3コーナー過ぎで馬群に飲まれる姿すら愛された逃げ馬です。
プリテイキャスト(1977~1980)
父 | カバーラップ二世 | 母 | タイプキャスト |
母父 | Prince John | 誕生 | 1975年 |
馬主 | 高田久成 | 生産 | ー |
調教 | 石栗龍彦 | 騎手 | 柴田政人 |
1970年台後半に活躍した馬で、多くの年配の方にとって「逃げ馬」と言えば当馬らしいです。
逃げ馬のタイプとしては、成績が安定せず、ツインターボやメジロパーマーのように圧勝 or 惨敗かの2択だったようです。
まだ距離が3200mで実施されていた2000年の天皇賞(秋)では、牝馬ながら大逃げを打って2着と7馬身差のまさに圧勝劇。
2周目の向正面では2番手を100m離していたとも言われている伝説の大逃げでした。
アエロリット(2016~2019)
父 | クロフネ | 母 | アステリックス |
母父 | ネオユニヴァース | 誕生 | 2014年05月17日 |
馬主 | サンデーレーシング | 生産 | ノーザンファーム |
調教 | 菊沢隆徳 | 騎手 | 横山典弘 |
G1での勝ち星はNHKマイルの1勝ですが、ハイペースで飛ばして最後まで押し切るスタイルはまさに逃げ馬の真骨頂です。
2度出走した安田記念では、1000mの通過タイムが56秒8と57秒0と異次元の脚の速さでレースを盛り上げてくれました。
結果はどちらも2着に惜敗しましたが、三冠牝馬のアーモンドアイやスワーヴリチャードに先着した実力は本物だと思います。
個人的には大好きな馬で、引退レースの有馬記念で応援馬券を買って現地観戦できたことが一生の思い出になっています。
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ダート短距離で勝ち組になりませんか?
競馬で勝って儲けたいと思いませんか?
いつも競馬のことだけ考えて必死に予想しているのに、一向に勝てるようにならない。
もしあなたがまさにそんな状況に陥っているのであれば、すぐに改善したいですよね。
競馬で負けている多くの人は、
・メインレースの予想にはたっぷり時間を使うけど、それ以外のレースは雑に買っている
・馬券を買うのはメインレース中心で、芝の短距離からダートの長距離まで手を出している
・午前中のレースは少額で賭けて、メインレースに勝ち分も含めてガッツリ賭けている
こんなふうにメインレースを主軸にした馬券の買い方をしています。あなたはどうでしょうか。
もしひとつでも当てはまるなら、いまと同じ馬券の買い方を続けていても勝てません。なぜか?
それは多くの競馬ファンが当たり前にやっていることを同じようにやっているだけだからです。
前の週の競馬が終わってすぐJRA-VANを開き、次週のメインレースの出馬予定馬を調べ、過去のレース傾向を調べ、映像を確認し、週中には各馬の調教を確認し、枠順の発表を待ち、前日の夜にはオッズを調べ、天気から馬場状態を予測し、当日は1時間前に馬体重を見て、パドックを見て、現地なら返し馬をみたうえで馬券を買う...
自分では必死にやっているつもりでも、毎週のように馬券を買う人なら至ってフツーのこと。
それだけでは何の差別化にもならないので、むしろ自分だけ勝てるようになる方が不思議です。
では、どうすればいいのか?
いますぐダート短距離の予想を学んでください!
「なぜダート短距離?」と疑問に思いますよね。地味なので興味ない人も多いでしょう。
しかし、そこがポイント。
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もしあなた自身がいまダート短距離のレースを適当に買っているなら、正直いい養分です。
たまに当たっても基本はダート短距離を本気で予想するニッチな人に搾取されるのがオチ。
だから今度はあなたがダート短距離を本気で学びハンパ予想の養分を搾取する側に回るのです。
私も数年前まではメインレースに全力投球で、たまに勝っても儲からない負け組でした。
もちろんメインレースで勝つために必死に必死に学びましたが、上には上がいました。
だけどダート短距離に特化した予想を始めて気づいたのはブルーオーシャンだということ。
自分のようなアマチュアでも小さい努力で大きい成果を手に入れやすいと気づいたのです。
そこからはダート短距離しか馬券を買わず、気づけば4年連続で回収率はプラスでした。
何度も言いますが、私自身は特別に競馬の予想に関する才能を持っていたわけではありません。
それでも勝ち組になれたのは、紛れもなくダート短距離というニッチな領域を極めたから。
とはいえダート短距離を専門的に学ぶと言っても何から始めたらいいかわからないですよね。
私もダート短距離特化で予想を始めたときは情報が少なく、独学で手探り状態でした。
でも大丈夫。これからダート短距離を詳しく学びたい人には心強い味方がついています。
それがダート短距離の予想に特化した唯一の競馬本『ダート短距離の教科書』。
本書ではJRAダ1400m以下の予想だけに的を絞ったノウハウを1冊に凝縮しています。
ダート短距離の知識がゼロの人が読む前提で、超初心者でもわかるよう丁寧に解説しました。
本書を読めば、ダート短距離に関する「脚質」「馬場状態」「枠順」「性別」「馬体重」「斤量」などの基本的な考え方がわかります。
たとえば、ダート短距離では勝ち馬の7割が第4角を5番手以内に回った先行馬になります。
先行馬有利は競馬の鉄則ですが、直線が短く芝よりスピードが出ないダート短距離では、より逃げ馬や先行馬に注意して予想せねばなりません。
ほかにも、ダート短距離ではOPクラス昇級初戦の馬の勝率が非常に低いという特徴があります。
実際、2022年に昇級初戦で1〜3番人気に推された15頭のうち1着になったのはわずか1頭でした。
これはダート短距離が高齢まで走る馬が多いうえに重賞が少なく芝よりOPのレベルが高いことが原因ですが、知らないと罠にハマってしまいます。
こんなふうにダート短距離にはダート短距離だけの特長が存在します。上記のポイントを踏まえて予想するだけでも変わると思いませんか?
本書では上記のようなダート短距離の予想に特化したポイントを永遠に解説していきます。
別の競馬本には絶対マネできない変態度です笑
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この本は、
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北島康介ではなく北島三郎じゃ!
コメントありがとうございます!修正しました。これからも『タケツム競馬』をよろしくお願いします!