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競走馬のデビュー確率は65% | オープン馬はわずか3%の厳しい現実

タケツム

競馬好きサラリーマンのタケツムが解説します!

サラブレッドがJRAでデビューできる確率

毎年およそ7,500頭が誕生するサラブレッドが無事にJRAでデビューできる確率は約65%です。

デビューに至るまでにどんな過程を辿るのか、詳しく見てみましょう。

確率100%:サラブレッドとして誕生

2020年には、全部で7,329頭のサラブレッドが誕生しました。余談ですが、毎年サラブレッドの約98%が北海道で誕生しています。

誕生後は基礎体力の養成から始まり、徐々に人を乗せるための準備をしていきます。

そして1歳の初夏から秋にかけてのセリまでの間に馴致を行い、ついに人を背に載せる騎乗運動へと移行していきます。

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確率70%JRAの厩舎に入厩

誕生したサラブレッドのうち、約7割が無事に厩舎への入厩を果たします。

逆に、約3割のサラブレッド候補は、体質が弱い、骨格が明らかに不向きなどの理由でレース出走の夢を経たれてしまいます。

また、それに当てはまらない馬でも、見栄えや血統から期待できないと判断されると買い手がつかず、地方競馬へと向かいます。

確率65%JRAでデビュー

誕生したサラブレッドのうち、約65分がJRAのレースで実戦デビューします。

厩舎に入厩したあとに5%減っているのは、体が弱い、能力が明らかに足りないなどの理由で脱落してしまった馬になります。

めでたくレースデビューを実現させたサラブレッドですが、この先にはさらに厳しすぎる現実が待ち受けているのです。

3割を超えるサラブレッドはデビューすらできずに終わってしまうんだね(泣)

サラブレッドがJRAG1を勝利できる確率

せっかくJRAでデビューできたのであれば、最終的に目指したいのはG1レースでの勝利。

しかし、JRAでデビューしたサラブレッドが実際にG1勝利のタイトルを獲得できる確率はわずかに1%未満です。

確率35%JRAでまずは1勝を挙げる

なんとJRAでデビューしたサラブレッドの3頭に1頭が未勝利のまま登録を抹消されます。

そのあと、まだ見込みがある馬は地方競馬に行くことになります。

しかし、それも難しいと判断された馬は、乗馬の道に進むか、牝馬は繁殖に上がります。

最後に、すべて叶わない場合には、食用肉にするために屠殺されてしまいます。

確率3%:JRAでオープンまで昇格

まずは1勝を挙げたあと、順調に昇格を重ね、オープンまで昇格できる確率は3%です。

全体の上位3%を人間界の偏差値で言えば、だいたい70以上です。かなり優秀ですね。

正直、重賞と比べると、オープン特別やリステッド競走の注目度は低いですが、ここまで辿り着くだけでも相当な功績になります。

確率1%未満:JRAG1を勝利

そして最終的にG1で勝利できる確率はわずかに1%未満と奇跡的な数字です。

正確には同一世代にデビューするサラブレッド約4,000頭のうちG1を勝利できるのは15頭くらいなので、0.3%くらいになります。

もともとG1に出走するウマが強いことに違いはないのですが、この確率を知ってますます最強の猛者たちに見えてきました。

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まとめ:サラブレッドはまず1勝が難しい!

この記事でわかること
  • サラブレッドとして誕生したウマが無事にデビューできる確率は約65%
  • デビューしたサラブレッドが新馬・未勝利戦でまず1勝できる確率は約35%
  • デビューしたサラブレッドがオープンクラスに出走できる確率は約3%
  • デビューしたサラブレッドがG1で勝利できる確率はわずか1%未満

この記事では、サラブレッドがデビューできる確率やまず1勝できる確率、G1で勝利できる確率について解説しました。

競馬観戦では重賞レースばかりに目が行きがちですが、実は、デビューしてまず1勝できるだけでもすごいことなんですね。

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