タケツム
タケツム
ダート短距離専門家。2022年4月にJRAのダート1400m以下のレース予想に特化した『ダート短距離の教科書』を出版。Amazonレビュー4.1。2023年の回収率は111%。馬券は単勝のみ。X(旧Twitter)もやっています。
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サラブレッドがJRAでデビューできる確率
毎年およそ7,500頭が誕生するサラブレッドが無事にJRAでデビューできる確率は約65%です。
デビューに至るまでにどんな過程を辿るのか、詳しく見てみましょう。
確率100%:サラブレッドとして誕生
2020年には、全部で7,329頭のサラブレッドが誕生しました。余談ですが、毎年サラブレッドの約98%が北海道で誕生しています。
誕生後は基礎体力の養成から始まり、徐々に人を乗せるための準備をしていきます。
そして1歳の初夏から秋にかけてのセリまでの間に馴致を行い、ついに人を背に載せる騎乗運動へと移行していきます。
【衝撃の98%】競走馬は北海道出身が多いのはなぜ? | 歴史と地理に由来
確率70%:JRAの厩舎に入厩
誕生したサラブレッドのうち、約7割が無事に厩舎への入厩を果たします。
逆に、約3割のサラブレッド候補は、体質が弱い、骨格が明らかに不向きなどの理由でレース出走の夢を経たれてしまいます。
また、それに当てはまらない馬でも、見栄えや血統から期待できないと判断されると買い手がつかず、地方競馬へと向かいます。
確率65%:JRAでデビュー
誕生したサラブレッドのうち、約6割5分がJRAのレースで実戦デビューします。
厩舎に入厩したあとに5%減っているのは、体が弱い、能力が明らかに足りないなどの理由で脱落してしまった馬になります。
めでたくレースデビューを実現させたサラブレッドですが、この先にはさらに厳しすぎる現実が待ち受けているのです。
サラブレッドがJRAでG1を勝利できる確率
せっかくJRAでデビューできたのであれば、最終的に目指したいのはG1レースでの勝利。
しかし、JRAでデビューしたサラブレッドが実際にG1勝利のタイトルを獲得できる確率はわずかに1%未満です。
確率35%:JRAでまずは1勝を挙げる
なんとJRAでデビューしたサラブレッドの3頭に1頭が未勝利のまま登録を抹消されます。
そのあと、まだ見込みがある馬は地方競馬に行くことになります。
しかし、それも難しいと判断された馬は、乗馬の道に進むか、牝馬は繁殖に上がります。
最後に、すべて叶わない場合には、食用肉にするために屠殺されてしまいます。
確率3%:JRAでオープンまで昇格
まずは1勝を挙げたあと、順調に昇格を重ね、オープンまで昇格できる確率は3%です。
全体の上位3%を人間界の偏差値で言えば、だいたい70以上です。かなり優秀ですね。
正直、重賞と比べると、オープン特別やリステッド競走の注目度は低いですが、ここまで辿り着くだけでも相当な功績になります。
確率1%未満:JRAでG1を勝利
そして最終的にG1で勝利できる確率はわずかに1%未満と奇跡的な数字です。
正確には同一世代にデビューするサラブレッド約4,000頭のうちG1を勝利できるのは15頭くらいなので、0.3%くらいになります。
もともとG1に出走するウマが強いことに違いはないのですが、この確率を知ってますます最強の猛者たちに見えてきました。
まとめ:サラブレッドはまず1勝が難しい!
- サラブレッドとして誕生したウマが無事にデビューできる確率は約65%
- デビューしたサラブレッドが新馬・未勝利戦でまず1勝できる確率は約35%
- デビューしたサラブレッドがオープンクラスに出走できる確率は約3%
- デビューしたサラブレッドがG1で勝利できる確率はわずか1%未満
この記事では、サラブレッドがデビューできる確率やまず1勝できる確率、G1で勝利できる確率について解説しました。
競馬観戦では重賞レースばかりに目が行きがちですが、実は、デビューしてまず1勝できるだけでもすごいことなんですね。
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でも大丈夫。これからダート短距離を詳しく学びたい人には心強い味方がついています。
それがダート短距離の予想に特化した唯一の競馬本『ダート短距離の教科書』。
本書ではJRAダ1400m以下の予想だけに的を絞ったノウハウを1冊に凝縮しています。
ダート短距離の知識がゼロの人が読む前提で、超初心者でもわかるよう丁寧に解説しました。
本書を読めば、ダート短距離に関する「脚質」「馬場状態」「枠順」「性別」「馬体重」「斤量」などの基本的な考え方がわかります。
たとえば、ダート短距離では勝ち馬の7割が第4角を5番手以内に回った先行馬になります。
先行馬有利は競馬の鉄則ですが、直線が短く芝よりスピードが出ないダート短距離では、より逃げ馬や先行馬に注意して予想せねばなりません。
ほかにも、ダート短距離ではOPクラス昇級初戦の馬の勝率が非常に低いという特徴があります。
実際、2022年に昇級初戦で1〜3番人気に推された15頭のうち1着になったのはわずか1頭でした。
これはダート短距離が高齢まで走る馬が多いうえに重賞が少なく芝よりOPのレベルが高いことが原因ですが、知らないと罠にハマってしまいます。
こんなふうにダート短距離にはダート短距離だけの特長が存在します。上記のポイントを踏まえて予想するだけでも変わると思いませんか?
本書では上記のようなダート短距離の予想に特化したポイントを永遠に解説していきます。
別の競馬本には絶対マネできない変態度です笑
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